IoT向け無線技術は何を手掛かりに選ぶか
ITパスポート試験 令和元年度秋期 問81 / ネットワーク › ネットワーク方式
過去問にチャレンジ
IoTシステム向けに使われる無線ネットワークであり,一般的な電池で数年以上の運用が可能な省電力性と,最大で数十kmの通信が可能な広域性を有するものはどれか。
- ア
LPWA
- イ
MDM
- ウ
SDN
- エ
WPA2
会話形式の解説
講師この問題では、電池で長く動くことと、広い範囲に届くことの両方に注目します。
受験者WPA2も無線に関係するので、候補に見えます。
講師WPA2は無線LANのセキュリティ規格です。省電力で広域通信を行う技術を指すものではありません。
受験者では、モバイル端末に関係するMDMはどうですか。
講師MDMはモバイル端末を一元管理する仕組みです。通信の省電力性や届く範囲を表す用語ではありません。
受験者SDNはネットワークという言葉に関係しますが、無線通信の方式ですか。
講師SDNはソフトウェアでネットワークを制御する技術です。IoT機器向けの広域無線通信方式ではありません。
受験者残るLPWAが、省電力と広域通信の両方に当てはまるのですね。
講師はい。LPWAは低消費電力で広い範囲を通信できる無線技術の総称です。電池で長期間動かし、少量のデータを送るIoT機器に向いています。
受験者無線に関係するかだけでなく、端末管理、ネットワーク制御、セキュリティ、広域通信のどれを実現するかで区別します。
講師その整理が有効です。特にWPA2は無線に関係しますが、問題の決め手は低消費電力と広域通信の組合せです。
まとめ
正解はLPWAです。LPWAは低消費電力で広域通信ができ、少量のデータを送るIoT機器に向いています。MDMは端末管理、SDNはネットワーク制御、WPA2は無線LANのセキュリティ規格です。無線に関係する用語かどうかだけでなく、何を実現するものかで見分けます。
解答・解説
正解はアです
この問題のテーマ
省電力で広い範囲を通信できる、IoT向け無線技術を見分ける問題です。
解き方の考え方
「電池で長く動く」「広い範囲に届く」という二つの特徴に注目します。少量のデータを送るIoT機器に適した無線技術がLPWAです。ほかの選択肢が通信技術そのものを指すのか、端末管理やネットワーク制御、セキュリティを指すのかを区別します。
選択肢ごとの解説
- ○ア LPWALPWAは、低消費電力で広い範囲を通信できる無線技術の総称です。電池で長期間動かし、離れた場所から少量のデータを送るIoT機器に向いているため、設問の条件に合います。
- ×イ MDMMDMは、モバイル端末を一元管理する仕組みです。端末の管理を目的とするもので、省電力で広域通信を行う無線技術ではありません。
- ×ウ SDNSDNは、ソフトウェアを使ってネットワークを制御する技術です。ネットワークの制御方法を表しており、IoT機器向けの広域無線通信方式を指しません。
- ×エ WPA2WPA2は、無線LANのセキュリティ規格です。無線通信に関係する用語ですが、省電力で広域通信を行う技術ではありません。
補足
「無線」という共通点だけでWPA2を選ばないようにしましょう。何を実現する技術や仕組みなのかを確認すると区別できます。
POINT
- LPWAを見分ける鍵は、低消費電力と広域通信の組合せです。
- LPWAは、少量のデータを送るIoT機器に適しています。
- MDMは端末管理、SDNはネットワーク制御、WPA2は無線LANのセキュリティに関する用語です。
