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無線LANの盗聴対策を設定の目的で見分ける

ITパスポート試験 令和2年度10月 問93 / セキュリティ › 情報セキュリティ対策・実装技術

過去問にチャレンジ

令和2年度10月 問93

無線LANにおいて,PCとアクセスポイント間の電波傍受による盗聴の対策として,適切なものはどれか。

  1. ア

    MACアドレスフィルタリングを設定する。

  2. イ

    アクセスポイントからのESSID通知を停止する。

  3. ウ

    アクセスポイントのESSIDを推定しにくい値に設定する。

  4. エ

    セキュリティの設定で,WPA2を選択する。

会話形式の解説

講師講師
この問題は、電波を傍受されたときに通信内容を読み取られないようにする設定を選びます。
受験者受験者
MACアドレスフィルタリングで接続できる端末を制限すれば、盗聴も防げるのでしょうか。
講師講師
接続できる端末は制限できますが、通信内容は暗号化されません。盗聴への対策としては適切ではありません。
受験者受験者
では、ESSIDの通知を止める設定はどうでしょうか。
講師講師
ESSIDは無線LANの識別名です。通知を止めると名前を見つけにくくできますが、通信内容は暗号化されません。
受験者受験者
ESSIDを推定しにくい名前にしても、通信内容は守れませんか。
講師講師
はい。名前を変えても通信内容は暗号化されないため、傍受された内容を守る対策にはなりません。
受験者受験者
通信内容を暗号化する設定が必要なのですね。WPA2なら該当しますか。
講師講師
該当します。WPA2はPCとアクセスポイント間の通信を暗号化し、傍受されても内容を読み取りにくくします。
受験者受験者
接続や識別名に関する設定と、通信内容を守る設定を区別して選びます。
講師講師
その理解で大丈夫です。盗聴対策を問われたら、通信内容を暗号化するかどうかを確認します。

まとめ

無線LANの盗聴対策では、傍受された通信内容を読み取りにくくできるかが判断のポイントです。MACアドレスフィルタリングは接続端末を制限しますが、通信内容は暗号化しません。ESSIDの通知を止めたり、推定しにくい名前にしたりしても、通信内容は暗号化されません。WPA2はPCとアクセスポイント間の通信を暗号化するため、この問題の正解です。

解答・解説

正解はエです

この問題のテーマ

無線LANの電波を傍受されたときに、通信内容を読み取られないようにする対策を問う問題です。

解き方の考え方

「盗聴への対策」という目的に注目します。接続できる端末を制限したり、ネットワーク名を見つけにくくしたりする設定と、通信内容を暗号化する設定を区別します。電波は傍受され得るため、内容を読み取りにくくする暗号化を選びます。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  MACアドレスフィルタリングを設定する。
    アのMACアドレスフィルタリングは、接続できる端末を制限する設定です。通信内容は暗号化しないため、電波の傍受による盗聴への対策としては適切ではありません。
  2. ×イ  アクセスポイントからのESSID通知を停止する。
    イのESSID通知の停止は、ネットワーク名を見つけにくくする設定です。通信内容を暗号化するものではないため、盗聴への対策にはなりません。
  3. ×ウ  アクセスポイントのESSIDを推定しにくい値に設定する。
    ウのESSIDは無線LANの識別名です。推定しにくい名前にしても通信内容は暗号化されないため、傍受された内容を守れません。
  4. ○エ  セキュリティの設定で,WPA2を選択する。
    エのWPA2は、PCとアクセスポイント間の無線LAN通信を暗号化します。電波を傍受されても内容を読み取りにくくできるため、盗聴への対策として適切です。

補足

「接続しにくくする」設定と「傍受された内容を読みにくくする」設定を混同しないことが大切です。この問題では後者が必要なので、暗号化の有無で判断できます。

POINT

  • 電波は第三者に傍受され得るため、盗聴対策では通信内容の暗号化に注目します。
  • MACアドレスフィルタリングは接続端末を制限しますが、通信内容は暗号化しません。
  • ESSIDを見つけにくくしたり推定しにくくしたりしても、通信内容は暗号化されません。
  • WPA2は端末とアクセスポイント間の通信を暗号化します。

※出典:令和2年度10月 ITパスポート試験 問93