マナビング基本情報技術者

セキュリティ脆弱性を調べる手法の見分け方

基本情報技術者試験 平成29年度秋期 午前 問45 / セキュリティ › セキュリティ技術評価

過去問にチャレンジ

平成29年度秋期 午前 問45

コンピュータやネットワークのセキュリティ上の脆弱性を発見するために,システムを実際に攻撃して侵入を試みる手法はどれか。

  1. ア

    ウォークスルー

  2. イ

    ソフトウェアインスペクション

  3. ウ

    ペネトレーションテスト

  4. エ

    リグレッションテスト

会話形式の解説

講師講師
この問題は、調査のために何をするかが決め手です。対象と操作を分けて考えてみましょう。
受験者受験者
セキュリティ上の弱点を探すなら、作成物を確認する方法も当てはまりそうです。
講師講師
弱点を調べるという目的は近いですが、ここではシステムに対して実際に攻撃し、侵入を試みることが条件です。
受験者受験者
ウォークスルーは関係者が作成物を確認するので、操作が違いますね。
講師講師
そのとおりです。ソフトウェアインスペクションも、作成物を動かさずに調べるレビューなので、実際に攻撃する条件には合いません。
受験者受験者
では、変更後に行うリグレッションテストはどうでしょうか。試験という点は同じです。
講師講師
リグレッションテストは、変更が既存の機能に影響していないかを調べます。侵入できるかを確かめる試験ではありません。
受験者受験者
攻撃を試みて侵入できるか調べるのは、ペネトレーションテストですね。
講師講師
はい。行うことと調べる目的の両方が条件に合うので、ペネトレーションテストが正解です。
受験者受験者
名前が似た試験でも、作成物を確認するのか、システムへの侵入を試みるのか、変更後の機能を確かめるのかで区別できますね。
講師講師
その見方で整理できます。特にレビューとシステムに対して行う試験は、対象と操作を確かめると見分けやすくなります。

まとめ

実際に攻撃してシステムへ侵入できるかを調べる手法は、ペネトレーションテストです。ウォークスルーとソフトウェアインスペクションは作成物を確認するレビューであり、侵入を試みません。リグレッションテストは、変更が既存の機能に与える影響を調べます。手法を見分けるには、何を対象に、どのような操作をするかを確認します。

解答・解説

正解はウです

この問題のテーマ

セキュリティ上の弱点を調べる手法のうち、実際に攻撃して侵入を試みるものを問う問題です。

解き方の考え方

手法の名前だけでなく、調査のために何をするかに注目します。問題文の決め手は、システムを実際に攻撃し、侵入を試みる点です。各選択肢をレビューや変更後の試験と区別します。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  ウォークスルー
    ウォークスルーでは、関係者が作成物の内容を確認します。システムへの侵入を試みる手法ではないため、該当しません。
  2. ×イ  ソフトウェアインスペクション
    ソフトウェアインスペクションは、作成物を動かさずに調べるレビューです。実際に攻撃するという問題文の条件に合いません。
  3. ○ウ  ペネトレーションテスト
    ペネトレーションテストでは、攻撃を試みて侵入できるかを調べます。問題文が求める行為と目的の両方に合うので、ウが正解です。
  4. ×エ  リグレッションテスト
    リグレッションテストは、変更によって既存の機能に影響が出ていないかを調べます。侵入可能性を確かめる試験ではありません。

POINT

  • 手法を見分けるときは、何を対象に、どのような操作をするかを確かめます。
  • 作成物を確認するレビューと、システムに対して行う試験は区別します。
  • 変更後の既存機能への影響確認は、リグレッションテストの目的です。

※出典:平成29年度秋期 基本情報技術者試験 午前 問45