ビッグデータ活用で蓄積と発見をどう見分ける?
基本情報技術者試験 平成29年度春期 午前 問29 / データベース › データベース応用
過去問にチャレンジ
ビッグデータの活用例として,大量のデータから統計学的手法などを用いて新たな知識(傾向やパターン)を見つけ出すプロセスはどれか。
- ア
データウェアハウス
- イ
データディクショナリ
- ウ
データマイニング
- エ
メタデータ
会話形式の解説
講師この問題では、データを扱う用語のうち、どれが「知識を見つけるプロセス」なのかに注目します。
受験者大量のデータを使うなら、データウェアハウスも当てはまりそうです。
講師データウェアハウスは何をするものでしょうか。問題文が尋ねているのは、データをためることと、そこから傾向を見つけることのどちらですか。
受験者傾向を見つけることです。データウェアハウスはデータを統合して蓄積する基盤なので、役割が違います。
講師そのとおりです。統計学的手法などを用いて、大量のデータから傾向や規則性を見つけるプロセスは、データマイニングです。
受験者データディクショナリとメタデータは、どちらもデータについて説明するものに見えます。どう区別しますか。
講師データディクショナリは、データ項目などの定義を管理するものです。データが何を表すかを確認する際に関係します。
受験者では、メタデータはデータの属性や性質を記述する情報ですか。
講師はい。どちらもデータの意味や性質を把握する際に関係しますが、傾向を発見する分析そのものは指しません。
受験者この問題では「新たな知識を見つけ出すプロセス」が決め手ですね。蓄積する基盤や、定義・属性を示す情報とは分けて考えます。
講師そうです。「蓄積」ならデータウェアハウス、「発見」ならデータマイニングという違いを押さえると判断しやすくなります。
まとめ
この問題は、大量のデータから傾向や規則性を見つけるプロセスの名称を問うています。該当するのはデータマイニングです。データウェアハウスはデータを統合して蓄積する基盤です。データディクショナリはデータ項目などの定義を管理し、メタデータはデータの属性や性質を記述します。
解答・解説
正解はウです
この問題のテーマ
大量のデータを分析し、傾向や規則性を見つけるプロセスの名称を問う問題です。
解き方の考え方
「データをためる」「データの定義や属性を示す」「データから知識を見つける」のどれを説明しているかに注目します。問題文は統計学的手法を用いて新たな知識を発見するプロセスを尋ねているので、該当するのはデータマイニングです。
選択肢ごとの解説
- ×ア データウェアハウスデータウェアハウスは、データを統合して蓄積する基盤です。分析に使うデータを扱いますが、知識を見つけ出すプロセスの名称ではありません。
- ×イ データディクショナリデータディクショナリは、データ項目などの定義を管理するものです。データが何を表すかを確認するためのもので、傾向を発見する分析そのものは指しません。
- ○ウ データマイニングデータマイニングは、大量のデータを調べて傾向や規則性を見つけ出すプロセスです。統計学的手法などを用いて新たな知識を得るという問題文の説明に合います。
- ×エ メタデータメタデータは、データの属性や性質を記述する情報です。データについて説明する情報であり、大量のデータからパターンを探すプロセスではありません。
POINT
- 設問が「プロセス」を尋ねているときは、基盤や情報を表す用語と区別します。
- 「蓄積」はデータウェアハウス、「発見」はデータマイニングを選ぶ手掛かりです。
- データディクショナリとメタデータは、どちらもデータの意味や性質を把握する際に関係します。
