3Dプリンターは立体画像とどう見分けるのか
ITパスポート試験 平成31年度春期 問80 / ハードウェア › コンピュータ・入出力装置
過去問にチャレンジ
3Dプリンターの特徴として、適切なものはどれか。
- ア
3D効果がある画像を、平面に印刷する。
- イ
3次元データを用いて、立体物を造形する。
- ウ
立体物の曲面などに、画像を印刷する。
- エ
レーザによって、空間に立体画像を表示する。
会話形式の解説
講師この問題では、「3D」という言葉よりも、出来上がるものに注目します。実物の立体でしょうか、それとも画像でしょうか。
受験者立体的に見える画像も3Dなので、平面に印刷する説明を選びそうになりました。
講師平面に印刷したものは、立体的に見えても画像です。3Dプリンターは、3次元データを用いて実物の立体物を造形します。
受験者入力が3次元データで、出来上がるものが実物の立体物、という説明が正解ですね。
講師そのとおりです。曲面に画像を印刷する説明も紛らわしいですが、画像を付ける先の物体が立体であるだけです。
受験者物体の表面に印刷することと、物体自体を造形することは違いますね。
講師はい。空間に立体画像を表示する説明も、作るのは見える像であって、実物の立体物ではありません。
受験者平面への印刷、曲面への印刷、空間への表示は、どれも実物の立体物を造形する説明ではないですね。
講師選択肢に「3D」や「立体」が出てきても、画像なのか実物なのかを確かめると判断しやすくなります。
まとめ
3Dプリンターは、3次元データを用いて実物の立体物を造形します。立体的に見える画像を平面に印刷しても、実物の立体物にはなりません。曲面への画像の印刷や、空間への立体画像の表示も、物体自体の造形とは異なります。出来上がるものが実物か画像かに注目して見分けます。
解答・解説
正解はイです
この問題のテーマ
3Dプリンターが何を入力とし、何を作る装置かを問う問題です。
解き方の考え方
「3D」という言葉だけで判断せず、出来上がるものが実物の立体かを確認します。3Dプリンターは3次元データを用いて立体物を造形します。この条件に合う選択肢を選び、画像の印刷や表示との違いを確かめます。
選択肢ごとの解説
- ×ア 3D効果がある画像を、平面に印刷する。3D効果のある画像を平面に印刷しても、出来上がるのは平面上の画像です。実物の立体を造形するという3Dプリンターの特徴には当たりません。
- ○イ 3次元データを用いて、立体物を造形する。3次元データを用いて立体物を造形する、という説明です。入力が3次元データで、出来上がるものが実物の立体なので、3Dプリンターの特徴に一致します。
- ×ウ 立体物の曲面などに、画像を印刷する。曲面に画像を印刷するのは、物体の表面に画像を付けることです。画像を印刷しても物体自体を造形するわけではないため、3Dプリンターの説明としては適切ではありません。
- ×エ レーザによって、空間に立体画像を表示する。空間に立体画像を表示するという説明では、見える像を作っています。実物の立体物を造形する説明ではないため、3Dプリンターの特徴には当たりません。
補足
「3D」は立体的な見え方にも使われるため、言葉だけで選ぶと迷いやすくなります。この問題では、画像を印刷・表示する説明を除くと判断できます。
POINT
- 3Dプリンターは、3次元データを用いて実物の立体物を造形します。
- 立体的に見える画像と、実物の立体物は区別します。
- 物体の表面への印刷と、物体自体の造形は別のことです。
- 選択肢を比べるときは、出来上がるものが実物か画像かに注目します。
