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dpiとbpsはどう違う?紙を読み取る入力装置と単位の組合せ

ITパスポート試験 令和8年度 問99 / ハードウェア › コンピュータ・入出力装置

過去問にチャレンジ

令和8年度 問99

入力装置に関する次の記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。 aは,紙などに光を当て,反射光を読み取り,文字や図形をデジタルデータに変換してPCに取り込む。aが文字や図形をどの程度細かく読み取れるかの性能を示す単位としてbが使われる。

令和8年度 問99の図
  1. ア

    a:イメージスキャナー、b:bps

  2. イ

    a:イメージスキャナー、b:dpi

  3. ウ

    a:スクリーンリーダー、b:bps

  4. エ

    a:スクリーンリーダー、b:dpi

会話形式の解説

講師講師
この問題は、空欄aの装置名と空欄bの単位を別々に考えれば解けます。aは「紙に光を当てて反射光を読み取る」、bは「どの程度細かく読み取れるか」という説明に注目してください。
受験者受験者
aの候補はイメージスキャナーとスクリーンリーダーですね。スクリーンリーダーも「リーダー」なので、何かを読み取る装置のように思えて迷いました。
講師講師
そこがよくある引っかけです。スクリーンリーダーは、画面に表示された文字を音声や点字ディスプレイで伝える支援ソフトウェアです。主に視覚障害のある人が使います。読むのは画面の情報で、紙を取り込む装置ではありません。
受験者受験者
読む対象が画面で、出力が音声なのですね。紙を光で読み取ってデジタルデータにするなら、イメージスキャナーのほうだと分かりました。
講師講師
そのとおりです。では、bはどうでしょう。候補はbpsとdpiです。
受験者受験者
略語が似ていて、どちらがどちらか自信がありません。bpsは通信の話で見た気がします。
講師講師
bpsはbits per secondの略で、1秒あたりに送るビット数を表す通信速度・転送速度の単位です。dpiはdots per inchの略で、1インチあたりの点の数を表す解像度の単位です。解像度とは、どれだけ細かく表せるかという意味で、dpiは数値が大きいほど細かく読み取れます。
受験者受験者
問題文は「どの程度細かく読み取れるか」なので、速さのbpsではなく、細かさのdpiが入るのですね。
講師講師
はい。ですから、イメージスキャナーとbpsの組合せは装置名は合っていても単位が違います。スクリーンリーダーとdpiは単位は合っていても装置名が違います。スクリーンリーダーとbpsは両方とも当てはまりません。
受験者受験者
整理すると、紙を光で読み取るのはイメージスキャナー、読取りの細かさはdpiなので、この二つがそろった組合せが正解ということですね。
講師講師
そうです。単位は末尾で見分けると覚えやすいです。「ps(per second)」なら速さ、「pi(per inch)」なら細かさです。補足として、dpiはプリンターの印刷の精細さを表すときにも使われます。装置名は「何を読むのか」「どう出力するのか」を確かめると、名前の似た用語に惑わされにくくなります。

まとめ

紙などに光を当て、反射光を読み取って文字や図形をデジタルデータとしてPCに取り込む入力装置はイメージスキャナーです。読取りの細かさ(解像度)を表す単位はdpi(dots per inch)で、1インチあたりの点の数を表し、数値が大きいほど細かく読み取れます。bps(bits per second)は通信速度・転送速度の単位なので、細かさの単位としては当てはまりません。スクリーンリーダーは画面の文字を音声などで伝える支援ソフトウェアで、名前に「リーダー」と付いていても紙を読み取る装置ではありません。単位は末尾が「ps」なら速さ、「pi」なら細かさと見分けると覚えやすくなります。

解答・解説

正解はイです

この問題のテーマ

紙の文字や図形を光で読み取ってPCに取り込む入力装置の名前と、その読取りの細かさ(解像度)を表す単位を組み合わせて答える問題です。

解き方の考え方

空欄aとbは別々に考えられます。aは「紙に光を当てて反射光を読み取る」という説明から、紙を読み取る装置を選びます。bは「どの程度細かく読み取れるか」という説明から、速さの単位ではなく細かさ(解像度)の単位を選びます。2つの候補がそろっている組合せが正解です。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  a:イメージスキャナー、b:bps
    aのイメージスキャナーは合っていますが、bのbpsが合いません。bpsは1秒あたりに送るビット数を表す通信速度・転送速度の単位で、読取りの細かさを表すものではありません。
  2. ○イ  a:イメージスキャナー、b:dpi
    紙を光で読み取ってデジタルデータにする装置はイメージスキャナーです。読取りの細かさを表す単位はdpi(dots per inch)で、1インチあたりに読み取る点の数を表します。aとbの両方が説明に合うので、これが正解です。
  3. ×ウ  a:スクリーンリーダー、b:bps
    aのスクリーンリーダーは、画面に表示された文字を音声で読み上げる支援ソフトウェアで、紙を読み取る装置ではありません。bのbpsも通信速度の単位なので、aとbのどちらも当てはまりません。
  4. ×エ  a:スクリーンリーダー、b:dpi
    bのdpiは合っていますが、aのスクリーンリーダーが合いません。スクリーンリーダーは画面の情報を音声や点字ディスプレイで伝えるソフトウェアで、主に視覚障害のある人が使います。紙の文字や図形を取り込む装置ではありません。

補足

「リーダー(読む)」という言葉につられて、スクリーンリーダーを読取り装置だと思い込むのがよくある引っかけです。何を読むのか(紙なのか画面なのか)、どう出力するのか(データ化なのか音声化なのか)を確認すると区別できます。単位の問題は、末尾の「ps(per second)」が付けば速さ、「pi(per inch)」が付けば細かさ、と見分けると覚えやすくなります。

POINT

  • 紙の文字や図形に光を当て、反射光を読み取ってPCに取り込む入力装置はイメージスキャナーです。
  • dpiはdots per inchの略で、1インチあたりの点の数を表す解像度の単位です。数値が大きいほど細かく読み取れます。
  • dpiはスキャナーの読取りだけでなく、プリンターの印刷の精細さを表すときにも使います。
  • bpsはbits per secondの略で、通信速度や転送速度の単位です。
  • スクリーンリーダーは画面の文字を音声などで伝える支援ソフトウェアで、名前に「リーダー」と付いていても紙を読み取る装置ではありません。

※出典:令和8年度 ITパスポート試験 問99(一部改変)