バイオメトリクス認証は何を使って本人を確かめる?
ITパスポート試験 令和元年度秋期 問88 / セキュリティ › 情報セキュリティ管理
過去問にチャレンジ
バイオメトリクス認証の例として,適切なものはどれか。
- ア
本人の手の指の静脈の形で認証する。
- イ
本人の電子証明書で認証する。
- ウ
読みにくい文字列が写った画像から文字を正確に読み取れるかどうかで認証する。
- エ
ワンタイムパスワードを用いて認証する。
会話形式の解説
講師この問題では、何を使って誰を確かめるのかに注目します。バイオメトリクス認証は、身体的特徴や行動的特徴を本人確認に使う方法です。
受験者認証という言葉が付く方法はどれも当てはまりそうですが、使う情報が違うのですね。
講師はい。指の静脈の形は本人の身体的特徴です。その形で本人を確認する方法が該当します。
受験者電子証明書も本人を確認しますが、身体的特徴は使いませんね。
講師そのとおりです。電子証明書による認証は、生体情報を使う方法ではありません。
受験者読みにくい文字を画像から読み取る方法はどうですか。人が操作していることを確かめています。
講師それはCAPTCHAの例です。人間と自動プログラムを区別するもので、本人の生体的な特徴は確かめません。
受験者人間かどうかの区別と、本人かどうかの確認は目的が違うのですね。
講師はい。ワンタイムパスワードも、一度だけ使えるパスワードを用いる方法です。身体的特徴は使いません。
受験者指の静脈の形を使う方法が正解です。『認証』という名前だけでは判断できませんね。
講師迷ったら、認証に使うものと、誰を確かめる仕組みかを分けて考えてください。
まとめ
バイオメトリクス認証は、身体的特徴や行動的特徴を本人確認に使います。指の静脈の形は身体的特徴なので、これを使う方法が正解です。電子証明書とワンタイムパスワードは生体的な特徴を使いません。CAPTCHAは人間と自動プログラムを区別する仕組みです。
解答・解説
正解はアです
この問題のテーマ
バイオメトリクス認証に当たる方法を見分ける問題です。身体的特徴や行動的特徴を本人確認に使うかが判断の基準になります。
解き方の考え方
各選択肢で、認証に使うものを確認します。本人の身体的特徴を使う指の静脈認証が該当します。電子証明書、画像中の文字の読み取り、ワンタイムパスワードは、それぞれ目的や使う情報が異なります。
選択肢ごとの解説
- ○ア 本人の手の指の静脈の形で認証する。指の静脈の形は、本人の身体的特徴です。その形を使って本人を確認するため、バイオメトリクス認証に当たります。
- ×イ 本人の電子証明書で認証する。電子証明書による認証は、生体情報を使いません。本人の身体的特徴や行動的特徴を使う方式ではないため、この問題の例には当たりません。
- ×ウ 読みにくい文字列が写った画像から文字を正確に読み取れるかどうかで認証する。画像中の読みにくい文字を入力させる方式は、CAPTCHAの例です。人間と自動プログラムを区別するためのもので、本人の生体的な特徴による認証ではありません。
- ×エ ワンタイムパスワードを用いて認証する。ワンタイムパスワードは、一度だけ使えるパスワードです。パスワードを用いる方法であり、本人の身体的特徴を使う生体認証には当たりません。
補足
「認証」という言葉だけで判断せず、何を使って誰を確かめるのかを見てください。CAPTCHAは人間かどうかを区別しますが、指の静脈のように本人固有の特徴を照合する方法とは目的が異なります。
POINT
- バイオメトリクス認証は、身体的特徴や行動的特徴を本人確認に使います。
- 指の静脈の形は身体的特徴なので、これを使う方法は生体認証です。
- CAPTCHAは人間と自動プログラムを区別する仕組みです。
- ワンタイムパスワードは使用回数に着目した仕組みで、生体的な特徴は使いません。
