開発と運用の連携を表す用語の見分け方
ITパスポート試験 令和2年度10月 問46 / ソフトウェア開発管理技術 › 開発プロセス・手法
過去問にチャレンジ
開発担当者と運用担当者がお互いに協調し合い,バージョン管理や本番移行に関する自動化のツールなどを積極的に取り入れることによって,仕様変更要求などに対して迅速かつ柔軟に対応できるようにする取組を表す用語として,最も適切なものはどれか。
- ア
DevOps
- イ
WBS
- ウ
プロトタイピング
- エ
ペアプログラミング
会話形式の解説
講師この問題は、開発と運用の担当者が協調し、工程の自動化を活用する取組に注目します。
受験者仕様変更への対応と聞いて、試作品で仕様を確認するプロトタイピングを考えました。
講師プロトタイピングは、試作品を使って要求や仕様を確認する開発手法です。ただ、開発と運用の協調や本番移行の自動化を表す用語ではありません。
受験者では、担当者が協力するという点で、ペアプログラミングでしょうか。
講師ペアプログラミングは、2人でプログラムを作る手法です。ここで問われている開発と運用の連携とは違います。
受験者WBSも作業を進めるときに使いますが、何が違うのですか。
講師WBSは、プロジェクトの作業を階層的に分けて整理したものです。協調して自動化を進める取組を指す言葉ではありません。
受験者開発と運用が協調し、自動化も活用するところが決め手なのですね。
講師はい。DevOpsは、開発を意味するDevelopmentと運用を意味するOperationsを合わせた名称です。両者が連携し、工程の自動化を活用して変更へ迅速に対応する取組なので、正解です。
受験者仕様変更という語だけで選ばず、誰が連携し、何を自動化するかまで確かめます。
講師その見方が大切です。この問題では、開発と運用の協調に加え、バージョン管理や本番移行に関する自動化が示されています。
まとめ
正解はDevOpsです。開発と運用の担当者が連携し、工程の自動化を活用して変更に迅速に対応する取組を指します。WBSは作業の階層的な整理、プロトタイピングは試作品による要求や仕様の確認、ペアプログラミングは2人でプログラムを作る手法です。仕様変更という語だけで判断せず、開発と運用の協調と自動化に注目します。
解答・解説
正解はアです
この問題のテーマ
開発と運用の協調、自動化、変更への迅速な対応を表す用語を問う問題です。
解き方の考え方
「開発担当者と運用担当者が協調する」という記述に注目します。さらに、バージョン管理や本番移行の自動化を取り入れ、変更要求へ迅速に対応する取組かどうかを確かめます。これらがそろうのはDevOpsです。
選択肢ごとの解説
- ○ア DevOpsDevOpsは、開発を意味するDevelopmentと運用を意味するOperationsを合わせた名称です。開発と運用の担当者が連携し、工程の自動化も活用して変更に迅速に対応する取組なので、設問に合います。
- ×イ WBSWBSは、プロジェクトの作業を階層的に分けて整理したものです。作業を把握するためのものであり、開発と運用が協調して自動化を進める取組を指す用語ではありません。
- ×ウ プロトタイピングプロトタイピングは、試作品を作り、それを使って要求や仕様を確認する開発手法です。仕様に関わる手法ですが、開発担当者と運用担当者の協調や本番移行などの自動化を表すものではありません。
- ×エ ペアプログラミングペアプログラミングは、2人でプログラムを作る手法です。設問が問う開発と運用の連携や、工程の自動化を表す用語とは異なります。
補足
「仕様変更要求」という語だけで選ばず、設問全体を読みます。開発と運用の協調に加えて、バージョン管理や本番移行に関する自動化が示されていることが、DevOpsを選ぶ決め手です。
POINT
- DevOpsは開発と運用の連携を重視します。
- DevOpsでは工程の自動化を活用し、変更への迅速な対応を目指します。
- WBSはプロジェクトの作業を階層的に整理したものです。
- プロトタイピングは試作品を用い、ペアプログラミングは2人でプログラムを作る手法です。
