暗号資産マイニングの無断利用をどう見分けるか
ITパスポート試験 令和2年度10月 問60 / セキュリティ › 情報セキュリティ
過去問にチャレンジ
暗号資産(仮想通貨)を入手するためのマイニングと呼ばれる作業を,他人のコンピュータを使って気付かれないように行うことを何と呼ぶか。
- ア
クリプトジャッキング
- イ
ソーシャルエンジニアリング
- ウ
バッファオーバーフロー
- エ
フィッシング
会話形式の解説
講師この問題は、誰のコンピュータを何に使うかに注目すると判断しやすいです。
受験者暗号資産の話なのでマイニングが関係するとは思いますが、ほかのセキュリティ用語と迷います。
講師マイニングにはコンピュータによる計算が必要です。他人の計算資源を無断で使い、気付かれないようにマイニングする行為をクリプトジャッキングといいます。
受験者計算資源を使うことが決め手なのですね。ソーシャルエンジニアリングも、人に気付かれずに行う手法ではありませんか。
講師ソーシャルエンジニアリングは、人の心理や行動を利用して情報を得る手法です。他人のコンピュータでマイニングする行為の名称ではありません。
受験者フィッシングも情報を得る手口なら、何を使って情報を得るかで区別できますか。
講師はい。フィッシングは偽のメールやサイトを使って情報をだまし取る手口です。ここでは情報の詐取ではなく、計算資源の無断利用が問われています。
受験者バッファオーバーフローはコンピュータに関する用語ですが、マイニングとはどう違いますか。
講師バッファオーバーフローは、確保した記憶領域を超えるデータに関わる問題です。計算資源を無断でマイニングに使うことは指しません。
受験者他人の計算資源を無断でマイニングに使うならクリプトジャッキング、情報を得る手口や記憶領域の問題とは分けて考えればよいのですね。
講師その通りです。マルウェアやWebページのスクリプトが使われることもありますが、手段が違っても、他人の計算資源を無断でマイニングに使う点が決め手です。
まとめ
クリプトジャッキングは、他人のコンピュータの計算資源を無断で使って暗号資産をマイニングする行為です。ソーシャルエンジニアリングとフィッシングは情報を得る手口であり、バッファオーバーフローは記憶領域を超えるデータに関わる問題です。誰の計算資源を何に使うかに注目すると区別できます。
解答・解説
正解はアです
この問題のテーマ
他人のコンピュータを使い、気付かれないように暗号資産をマイニングする行為の名称を問う問題です。
解き方の考え方
「他人のコンピュータ」と「気付かれないようにマイニングする」という二つの条件に注目します。マイニングはコンピュータによる計算を必要とするため、他人の計算資源を無断で使う行為を表す用語を選びます。
選択肢ごとの解説
- ○ア クリプトジャッキングクリプトジャッキングは、他人の端末の計算資源を無断で使ってマイニングする行為です。問題文の「気付かれないように行う」という条件にも合います。
- ×イ ソーシャルエンジニアリングソーシャルエンジニアリングは、人の心理や行動を利用して情報を得る手法です。他人のコンピュータでマイニングする行為の名称ではありません。
- ×ウ バッファオーバーフローバッファオーバーフローは、確保した記憶領域を超えるデータに関わる問題です。計算資源を無断でマイニングに使うことを指す用語ではありません。
- ×エ フィッシングフィッシングは、偽のメールやサイトを使って情報をだまし取る手口です。狙いが情報の詐取であり、他人の端末でのマイニングとは区別します。
補足
クリプトジャッキングには、マルウェアやWebページのスクリプトが使われることがあります。手段が違っても、他人の計算資源を無断でマイニングに使う点が判断の決め手です。
POINT
- クリプトジャッキングは、他人の計算資源を無断でマイニングに使う行為です。
- マイニングにはコンピュータによる計算が必要です。
- ソーシャルエンジニアリングとフィッシングは、情報を得る手口として区別します。
- バッファオーバーフローは、記憶領域を超えるデータに関わる問題です。
