サーバの性能向上策は台数増と単体強化でどう違う?
ITパスポート試験 令和2年度10月 問61 / システム構成要素 › システムの構成
過去問にチャレンジ
サーバの性能向上策に関する次の記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。 あるシステムで,処理件数の増加に伴い,サーバの処理時間の増大が問題となっている。サーバの処理性能の向上策として,サーバの台数を増やして並行処理させて対応することをaという。サーバ自体を高性能のものに交換したり,CPUや主記憶などをより性能の良いものに替えたりなどして対応することをbという。

- ア
a:スケールアウト、b:スケールアップ
- イ
a:スケールアップ、b:スケールアウト
- ウ
a:スケールアップ、b:ダウンサイジング
- エ
a:ダウンサイジング、b:スケールアップ
会話形式の解説
講師性能向上の方法を、サーバの台数を増やす場合と、1台の性能を高める場合に分けて考えましょう。
受験者「アップ」という言葉から、台数を増やすほうがスケールアップだと思いました。
講師台数を増やして処理を分担する方法は、スケールアウトです。サーバやCPU、主記憶を高性能化する方法がスケールアップです。
受験者すると、台数を増やすaがスケールアウト、性能を高めるbがスケールアップですね。
講師はい。その組合せのアが正解です。両方の用語を入れ替えたイは、aもbも合いません。
受験者ウはaがスケールアップで、bがダウンサイジングです。これも両方違いますか。
講師違います。aはスケールアウト、bはスケールアップです。ダウンサイジングは、より小規模なコンピュータへ移行することをいいます。
受験者エはbのスケールアップだけ合っていますが、aのダウンサイジングが違いますね。
講師そのとおりです。台数を増やして並行処理するaには、スケールアウトが入ります。
受験者「台数を増やす」か「1台の性能を高める」かを先に読めば、言葉の印象に迷わず判断できます。
講師はい。「アップ」から台数の増加を連想しないようにしましょう。スケールアップで高めるのは、サーバ単体の性能です。
まとめ
サーバの台数を増やして処理を分担する方法は、スケールアウトです。サーバやCPU、主記憶などを高性能化する方法は、スケールアップです。したがって正解はアです。ダウンサイジングは、より小規模なコンピュータへ移行することを指します。
解答・解説
正解はアです
この問題のテーマ
サーバの台数を増やす方法と、1台の性能を高める方法の名称を区別する問題です。
解き方の考え方
まず、aはサーバを増やして処理を分担する方法だと読み取ります。次に、bはサーバや部品を高性能にする方法だと読み取ります。それぞれスケールアウト、スケールアップに対応するので、組合せを選びます。
選択肢ごとの解説
- ○ア a:スケールアウト、b:スケールアップアは、台数を増やすaをスケールアウト、1台の性能を高めるbをスケールアップとしています。両方とも問題文の方法に合うため、正解です。
- ×イ a:スケールアップ、b:スケールアウトイは、aをスケールアップ、bをスケールアウトとしています。台数の増加と単体の高性能化に対応する用語が逆です。
- ×ウ a:スケールアップ、b:ダウンサイジングウは、aをスケールアップ、bをダウンサイジングとしています。aはスケールアウト、bはスケールアップなので、どちらも合いません。
- ×エ a:ダウンサイジング、b:スケールアップエは、aをダウンサイジング、bをスケールアップとしています。bは合っていますが、台数を増やすaはスケールアウトです。
補足
「アップ」という語だけで台数の増加を連想しないようにしましょう。スケールアップで高めるのは、サーバ単体の性能です。
POINT
- サーバを増やして処理を分担する方法をスケールアウトといいます。
- サーバやCPU、主記憶などを高性能化する方法をスケールアップといいます。
- 台数を増やすのか、1台の性能を高めるのかに着目すると区別できます。
- ダウンサイジングは、より小規模なコンピュータへ移行することです。
