IoT機器の電力供給、環境の光や熱が手掛かり?
ITパスポート試験 令和2年度10月 問74 / ハードウェア › コンピュータ・入出力装置
過去問にチャレンジ
IoTデバイスへの電力供給でも用いられ,周りの環境から光や熱(温度差)などの微小なエネルギーを集めて,電力に変換する技術はどれか。
- ア
PLC
- イ
PoE
- ウ
エネルギーハーベスティング
- エ
スマートグリッド
会話形式の解説
講師この問題は、電力をどこから得るかに注目すると整理できます。
受験者IoT機器への電力供給なので、PoEが気になりました。
講師PoEはLANケーブルを通じて機器に電力を供給する技術です。周囲の光や熱を電力に変える技術ではありません。
受験者問題文では、電力の送り方より、電力のもとを見ればよいのですね。
講師はい。エネルギーハーベスティングは、周囲の光や温度差などの微小なエネルギーを集めて電力に変えます。低消費電力のIoTセンサーの電源にも利用できます。
受験者PLCにも「電力」という言葉が関係しますが、何が違いますか。
講師PLCは電力線を通信路として使う技術です。電力線を利用しても、環境中のエネルギーを電力に変えるわけではありません。
受験者スマートグリッドは、電力を作る技術でしょうか。
講師スマートグリッドは、情報通信技術を使って電力の需給を調整する電力網です。身の回りの微小なエネルギーを電力に変える技術とは異なります。
受験者環境の光や温度差を集めて電力に変えるなら、エネルギーハーベスティングですね。
講師そのとおりです。PoEはLANケーブルによる給電、PLCは電力線による通信、スマートグリッドは電力の需給調整と、役割で区別するとよいです。
まとめ
正解はエネルギーハーベスティングです。周囲の光や温度差などの微小なエネルギーを集め、電力に変えます。PoEはLANケーブルによる給電、PLCは電力線による通信、スマートグリッドは電力の需給を調整する電力網です。
解答・解説
正解はウです
この問題のテーマ
周囲の環境から得られる微小なエネルギーを電力に変える技術を問う問題です。
解き方の考え方
手掛かりは「周りの環境から光や熱を集めて、電力に変換する」という部分です。電力をどこから得る技術なのかを、各選択肢で比べます。環境中のエネルギーを使うものを選びます。
選択肢ごとの解説
- ×ア PLCPLCは電力線を通信路として使う技術です。電力線を利用しますが、周囲の光や熱を集めて発電する技術ではありません。
- ×イ PoEPoEはLANケーブルを介して機器に電力を供給する技術です。電力の供給方法を表しており、環境中の微小なエネルギーを電力に変えるものではありません。
- ○ウ エネルギーハーベスティングエネルギーハーベスティングは、周囲の光や温度差などの微小なエネルギーを集め、電力に変える技術です。低消費電力のIoTセンサーの電源にも利用できるため、問題文の説明に当てはまります。
- ×エ スマートグリッドスマートグリッドは、情報通信技術を使って電力の需給を調整する電力網です。電力の使われ方や供給を管理する仕組みであり、身の回りの微小なエネルギーを電力に変える技術ではありません。
補足
「電力供給」という語だけでPoEを選ばず、電力をどこから得るかに注目しましょう。周囲から集めて変換するなら、エネルギーハーベスティングです。
POINT
- エネルギーハーベスティングは、環境中の微小なエネルギーを電力に変えます。
- 光や温度差は、利用できるエネルギーの例です。
- PoEはLANケーブルによる給電、PLCは電力線による通信を指します。
- スマートグリッドは電力の需給を調整する電力網です。
