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モバイル端末管理は何を手掛かりに見分ける?

ITパスポート試験 令和2年度10月 問76 / セキュリティ › 情報セキュリティ対策・実装技術

過去問にチャレンジ

令和2年度10月 問76

従業員に貸与するスマートフォンなどのモバイル端末を遠隔から統合的に管理する仕組みであり,セキュリティの設定や,紛失時にロックしたり初期化したりする機能をもつものはどれか。

  1. ア

    DMZ

  2. イ

    MDM

  3. ウ

    SDN

  4. エ

    VPN

会話形式の解説

講師講師
この問題では、遠隔から何を管理するのかに注目します。
受験者受験者
略語が並ぶと迷います。遠隔で使う技術なら、どれも当てはまりそうです。
講師講師
決め手は、スマートフォンそのものをまとめて管理し、紛失時にロックや初期化ができる点です。この仕組みはMDMです。
受験者受験者
MDMなら、端末のセキュリティ設定も遠隔から適用できるのですね。
講師講師
はい。問題文の機能と一致するので、MDMが正解です。
受験者受験者
DMZもセキュリティに関係しますが、管理する対象が違いますか。
講師講師
DMZは外部網と内部網の間に設けるネットワーク領域です。外部に公開するサーバなどを置くためのもので、端末を遠隔管理する仕組みではありません。
受験者受験者
では、SDNはソフトウェアで管理する点が似ていても、端末を管理するものではないのですね。
講師講師
そのとおりです。SDNはソフトウェアでネットワークを制御する技術です。紛失した端末をロックする仕組みではありません。
受験者受験者
VPNはどうですか。端末から使うことがあっても、通信に関する技術ですか。
講師講師
VPNは共用網上に仮想的な専用ネットワークを作る技術です。端末の設定やデータ消去を一括管理するものではありません。
受験者受験者
『遠隔』という言葉だけで選ばず、管理対象が端末そのものかを確かめればよいのですね。

まとめ

MDMは、組織のモバイル端末を遠隔からまとめて管理する仕組みです。セキュリティ設定の適用や、紛失時のロック・データ消去ができます。DMZとSDNはネットワークに関する用語で、VPNは共用網上に仮想的な専用ネットワークを作る技術です。何を管理する仕組みかを見分けることが、この問題のポイントです。

解答・解説

正解はイです

この問題のテーマ

従業員に貸与するモバイル端末を、遠隔から管理する仕組みを問う問題です。

解き方の考え方

「端末をまとめて管理する」「紛失時に遠隔でロックや初期化をする」という機能に注目します。ネットワークの構成や通信を扱う技術と、端末そのものを管理する仕組みを区別すると選べます。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  DMZ
    アのDMZは、外部網と内部網の間に設けるネットワーク領域です。外部に公開するサーバなどを配置するためのもので、従業員のスマートフォンを遠隔管理する仕組みではありません。
  2. ○イ  MDM
    イのMDMは、組織のモバイル端末を遠隔からまとめて管理する仕組みです。セキュリティ設定を適用でき、端末を紛失したときには遠隔でロックやデータ消去も行えます。問題文にある機能と一致するため、これが正解です。
  3. ×ウ  SDN
    ウのSDNは、ソフトウェアでネットワークを制御する技術です。管理する対象はネットワークであり、紛失したモバイル端末を遠隔でロックする仕組みを指しません。
  4. ×エ  VPN
    エのVPNは、共用網上に仮想的な専用ネットワークを作る技術です。通信に関する技術であり、端末の設定やデータ消去を一括管理する仕組みではありません。

補足

「遠隔で管理する」という語だけで選ばず、何を管理するかを確かめましょう。この問題では通信やネットワークではなく、従業員が使う端末そのものが管理対象です。

POINT

  • MDMは、組織のモバイル端末を遠隔から一括管理する仕組みです。
  • セキュリティ設定の適用、紛失時のロックやデータ消去がMDMの機能です。
  • DMZとSDNはネットワークに関する用語です。
  • VPNは共用網上に仮想的な専用ネットワークを作る技術です。

※出典:令和2年度10月 ITパスポート試験 問76