伝送効率を考えた伝送時間はどう計算する?
ITパスポート試験 令和2年度10月 問95 / ネットワーク › ネットワーク方式
過去問にチャレンジ
伝送速度が20Mbps(ビット/秒)、伝送効率が80%である通信回線において、1Gバイトのデータを伝送するのに掛かる時間は何秒か。ここで、1Gバイト=バイトとする。
- ア
0.625
- イ
50
- ウ
62.5
- エ
500
会話形式の解説
講師この問題では、伝送効率を反映した速度を求めてから、データ量を同じ単位にそろえるのがポイントです。
受験者表示された20Mbpsを、そのまま計算に使ってはいけないのですか。
講師伝送効率が80%なので、実際に使う速度は20×0.8=16Mbpsです。
受験者データ量は1Gバイトを1,000Mバイトにして、16で割ればよいですか。
講師そのまま割ると62.5になりますが、データ量はMバイト、速度はMビット毎秒です。単位がそろっていません。
受験者1バイトは8ビットなので、1,000Mバイトを8,000Mビットに直すのですね。
講師はい。8,000÷16=500秒です。これが正解の選択肢です。
受験者50秒は、その計算で桁を一つ落とした結果ですね。
講師そうです。50秒は必要な時間の10分の1です。0.625秒でも、8,000Mビットを毎秒16Mビットで送り切れません。
受験者まず効率を掛け、次にバイトをビットへ直してから割る、と確認できました。
講師速度のほうを毎秒2Mバイトに直しても、1,000÷2=500秒になります。答えを別の単位で検算できます。
まとめ
伝送効率80%を反映すると、20Mbpsの回線の実効速度は16Mbpsです。本問の指定では1Gバイトは1,000Mバイトであり、8,000Mビットに相当します。データ量を実効速度で割ると、伝送時間は500秒です。計算前にバイトとビットの単位をそろえましょう。
解答・解説
正解はエです
この問題のテーマ
伝送効率を反映した実際の速度を求め、データ量と速度の単位をそろえて伝送時間を計算する問題です。
解き方の考え方
まず、回線の伝送速度20Mbpsに伝送効率80%を掛けると、実効速度は16Mbpsになります。次に、問題の指定に従って1Gバイトを1,000Mバイトとし、1バイト=8ビットを使って8,000Mビットに換算します。伝送時間は「データ量÷実効速度」なので、8,000÷16=500秒です。
選択肢ごとの解説
- ×ア 0.625アの0.625秒では、8,000Mビットを実効速度16Mbpsで送り切れません。伝送する量と1秒当たりに送れる量を同じビット単位にそろえ、割り算を確かめる必要があります。
- ×イ 50イの50秒は、必要な500秒の10分の1です。データ量をMバイトからMビットへ換算した後は、桁を落とさず8,000÷16を計算します。
- ×ウ 62.5ウの62.5秒は、1,000を16で割った値です。1,000の単位はMバイト、16の単位はMビット毎秒なので、そのまま割るとバイトからビットへの換算が抜けます。
- ○エ 500エの500秒は、8,000Mビットを毎秒16Mビットで送る計算と一致します。検算として、16Mbpsを毎秒2Mバイトに直しても、1,000÷2=500秒になります。
補足
「Mバイト」と「Mビット」を同じ単位として扱うと、計算結果がずれます。答えを出した後、別の単位に換算して計算し直すと確かめられます。
POINT
- 伝送効率が80%なら、実効速度は表示された速度の80%です。
- データ量と伝送速度は、割る前にビット同士、またはバイト同士にそろえます。
- 本問では1Gバイト=1,000Mバイトという指定を使います。
