ドメイン名の役割と利用場面の見分け方
ITパスポート試験 令和3年度 問98 / ネットワーク › ネットワーク応用
過去問にチャレンジ
インターネットで用いるドメイン名に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ア
ドメイン名には,アルファベット,数字,ハイフンを使うことができるが,漢字,平仮名を使うことはできない。
- イ
ドメイン名は,Webサーバを指定するときのURLで使用されるものであり,電子メールアドレスには使用できない。
- ウ
ドメイン名は,個人で取得することはできず,企業や団体だけが取得できる。
- エ
ドメイン名は,接続先を人が識別しやすい文字列で表したものであり,IPアドレスの代わりに用いる。
会話形式の解説
講師まず、ドメイン名が何のための名称かを押さえましょう。「使えない」「取得できない」という断定にも注目です。
受験者接続先を文字で表すのは分かりますが、IPアドレスとはどう関係するのですか。
講師ドメイン名は、接続先を人が識別しやすくする文字列です。DNSという仕組みが、その名称をIPアドレスに対応付けます。
受験者それなら、IPアドレスの代わりにドメイン名を用いるという説明が正解ですね。
講師そのとおりです。では、ほかの説明にある「使えない」という部分を確認しましょう。
受験者WebのURLで使う印象が強いのですが、電子メールアドレスにも使えますか。
講師使えます。電子メールアドレスでは、通常、@より後ろにドメイン名が記されます。Web専用という説明は誤りです。
受験者漢字や平仮名は使えない、という説明も断定が気になります。
講師国際化ドメイン名では、漢字や平仮名を含む名称を使えます。英数字などしか使えないとは言えません。
受験者取得できるのが企業や団体だけ、という説明はどうですか。
講師それも誤りです。登録条件はドメイン名の種類によって異なり、個人が取得できるものもあります。
受験者ドメイン名の役割を基準にして、文字の種類、使う場面、取得できる人をそれぞれ確認すればよいのですね。
講師はい。「英数字だけ」「Web専用」と決めつけず、それぞれの説明を分けて判断しましょう。
まとめ
ドメイン名は、接続先を人が識別しやすい文字列で表したものです。DNSがドメイン名をIPアドレスに対応付けるため、IPアドレスの代わりに用いられます。ドメイン名はURLだけでなく電子メールアドレスにも使われ、国際化ドメイン名には漢字や平仮名を含められます。個人が取得できる種類もあるため、「Web専用」「個人は取得できない」といった断定に注意しましょう。
解答・解説
正解はエです
この問題のテーマ
ドメイン名の役割と、Webや電子メールでの使われ方を問う問題です。
解き方の考え方
ドメイン名が何を表すかを先に押さえ、各選択肢の「使えない」「取得できない」という断定を確認します。ドメイン名は人が接続先を識別しやすくする名称で、DNSによってIPアドレスに対応付けられます。この役割を正しく述べたエが正解です。
選択肢ごとの解説
- ×ア ドメイン名には,アルファベット,数字,ハイフンを使うことができるが,漢字,平仮名を使うことはできない。漢字や平仮名を使えないという部分が誤りです。国際化ドメイン名では、漢字や平仮名を含む名称を使えます。
- ×イ ドメイン名は,Webサーバを指定するときのURLで使用されるものであり,電子メールアドレスには使用できない。URLだけで使うという説明が誤りです。ドメイン名は電子メールアドレスにも使われ、通常は@より後ろの部分に記されます。
- ×ウ ドメイン名は,個人で取得することはできず,企業や団体だけが取得できる。企業や団体しか取得できないという説明が誤りです。登録条件はドメイン名の種類によって異なり、個人が取得できるものもあります。
- ○エ ドメイン名は,接続先を人が識別しやすい文字列で表したものであり,IPアドレスの代わりに用いる。ドメイン名の役割を正しく説明しています。人が識別しやすい文字列で接続先を指定でき、DNSがその名称をIPアドレスに対応付けます。
補足
「ドメイン名は英数字だけ」「Web専用」と覚えると、アやイを選びやすくなります。文字の種類と利用場面を分けて確認しましょう。
POINT
- ドメイン名は、接続先を人が識別しやすい文字列で表します。
- DNSはドメイン名をIPアドレスに対応付けます。
- ドメイン名はURLだけでなく、電子メールアドレスにも使われます。
- 国際化ドメイン名では漢字や平仮名も使えます。
- 個人が取得できるドメイン名もあります。
