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画面表示に使うメモリはどれ?4種類のメモリを用途で整理

ITパスポート試験 令和8年度 問61 / コンピュータ構成要素 › メモリ

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令和8年度 問61

PCの画面表示に必要なデータを保持するのに使われる,画面表示専用メモリはどれか。

  1. ア

    EEPROM

  2. イ

    VRAM

  3. ウ

    キャッシュメモリ

  4. エ

    フラッシュメモリ

会話形式の解説

講師講師
今回は、画面に表示するためのデータを保持するメモリの名前を問う問題です。注目したいのは「画面表示専用」という条件です。選択肢のメモリはどれも実在しますが、使い道がそれぞれ違います。
受験者受験者
メモリの名前がいくつも並んでいて、どれも同じように見えてしまいます。キャッシュメモリは速いメモリだと覚えたので、画面をすばやく表示するのにも使われるのかと迷いました。
講師講師
そこは混同しやすいところです。キャッシュメモリは、CPUと主記憶の速度の差を埋めるための高速なメモリです。よく使うデータや最近使ったデータを一時的に置いて、CPUの処理を速くします。目的はCPUの処理の効率化なので、画面表示用ではありません。
受験者受験者
速いメモリでも、CPUのためのものなのですね。EEPROMとフラッシュメモリは、電源を切っても消えないメモリだったと思いますが、合っていますか。
講師講師
合っています。どちらも不揮発性、つまり電源を切っても内容が消えないメモリです。EEPROMは電気的に書き込みと消去ができ、主に機器の設定情報や制御プログラムを保存するのに使われます。フラッシュメモリはEEPROMの一種で、ブロック単位で書き換えます。USBメモリやSSD、SDカードなどでデータを保存するために使われます。
受験者受験者
そうすると、残ったVRAMが画面表示用ということですね。名前からは用途が想像しにくいのですが、覚え方はありますか。
講師講師
VRAMはVideo RAMの略で、「V」がVideo、つまり映像を表すと覚えると判断しやすくなります。画面に表示する画像データを一時的に保持していて、画像処理を担当するGPUが描画するときに使います。問題文の「画面表示専用メモリ」にそのまま当てはまるので、これが正解です。
受験者受験者
整理すると、画面表示はVRAM、CPUの高速化はキャッシュメモリ、電源を切っても残したいデータの保存はEEPROMやフラッシュメモリ、という分け方でよいでしょうか。
講師講師
その整理で大丈夫です。補足すると、GPUが内蔵されたPCでは専用のVRAMを持たず、主記憶の一部を代わりに使うことがあります。また、「高速」という言葉につられてキャッシュメモリを選ばないよう、何のためのメモリかを確かめる習慣をつけておくと安心です。

まとめ

PCの画面表示に必要なデータを保持する専用メモリはVRAM(Video RAM)です。VRAMは画面に表示する画像データを一時的に保持し、GPUが描画処理をするときに使います。キャッシュメモリはCPUと主記憶の速度差を埋めて処理を速くするためのメモリで、画面表示用ではありません。EEPROMは設定情報や制御プログラムの保持に、その一種であるフラッシュメモリはUSBメモリ・SSD・SDカードなどでのデータ保存に使われる不揮発性メモリです。各メモリを用途で区別し、VRAMの「V」はVideoと覚えると判断しやすくなります。

解答・解説

正解はイです

この問題のテーマ

PCで画面に表示するデータを保持する専用メモリの名称を問う問題です。用途の異なる複数のメモリの中から、画面表示用のものを見分けられるかが問われています。

解き方の考え方

まず、問題文にある「画面表示専用」という条件に注目します。次に、それぞれのメモリが何のために使われるかを思い出していきます。設定情報の保持、CPUの処理の高速化、データの長期保存といった用途のメモリを外していくと、画面表示用のメモリだけが残ります。VRAMの「V」がVideo(映像)を表すと覚えておくと、すぐに判断できます。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  EEPROM
    EEPROMは、電気的にデータの書き込みと消去ができる不揮発性のメモリです。主に機器の設定情報や制御プログラムを保存するのに使われます。画面表示のための専用メモリではありません。
  2. ○イ  VRAM
    VRAMはVideo RAMの略で、画面表示のための専用メモリです。画面に表示する画像データを一時的に保持し、GPUが描画処理を行うときに使います。問題文の「画面表示専用メモリ」に当てはまるので、これが正解です。
  3. ×ウ  キャッシュメモリ
    キャッシュメモリは、CPUと主記憶の速度の差を埋めるための高速なメモリです。使う頻度の高いデータや最近使ったデータを一時的に置いておき、処理を速くします。目的はCPUの処理の効率化で、画面表示用ではありません。
  4. ×エ  フラッシュメモリ
    フラッシュメモリは、電源を切っても内容が消えない不揮発性メモリです。EEPROMの一種で、ブロック単位で書き換えます。USBメモリやSSD、SDカードなどでデータを保存するために使われ、画面表示専用のメモリではありません。

補足

各メモリの用途を押さえると区別しやすくなります。画面表示にはVRAM、CPUの高速化にはキャッシュメモリ、電源を切っても残しておきたいデータの保存にはEEPROMやフラッシュメモリが使われます。なお、GPUが内蔵されたPCでは専用のVRAMを持たず、主記憶の一部を代わりに使うことがあります。

POINT

  • VRAM(Video RAM)は、画面に表示する画像データを保持する画面表示専用のメモリです。
  • キャッシュメモリは、CPUと主記憶の速度差を埋めて処理を速くするための高速メモリです。
  • EEPROMは電気的に書き換えができる不揮発性メモリで、設定情報や制御プログラムの保持に使われます。
  • フラッシュメモリはEEPROMの一種で、ブロック単位で書き換え、USBメモリ・SSD・SDカードなどに使われます。

※出典:令和8年度 ITパスポート試験 問61