揮発性メモリはどれか、電源を切ると消える記憶装置の見分け方
ITパスポート試験 令和6年度 問56 / コンピュータ構成要素 › メモリ
過去問にチャレンジ
PCにおいて,電力供給を断つと記憶内容が失われるメモリ又は記憶媒体はどれか。
- ア
DVD-RAM
- イ
DRAM
- ウ
ROM
- エ
フラッシュメモリ
会話形式の解説
講師この問題では、記憶装置を「電源を切ると内容が消えるもの」と「電源を切っても内容が残るもの」に分けられるかが問われています。前者を揮発性、後者を不揮発性といいます。
受験者選択肢にRAMが付いたものが2つあって迷いました。RAMは電源を切ると消えると覚えていたので、DVD-RAMとDRAMのどちらなのか決められません。
講師そこがこの問題の引っかけです。DVD-RAMは、レーザーで読み書きする書換え可能な光ディスクです。記録はディスクそのものに残るので、電源を切っても内容は失われません。
受験者DVD-RAMは名前にRAMと付いていても、光ディスクなので不揮発性なのですね。そうなると、DRAMが揮発性ということですか。
講師そのとおりです。DRAMはコンデンサ、つまり電気をためる部品に電荷がたまっているかどうかで情報を保持します。電荷は時間とともに自然に減るので、定期的に書き直す「リフレッシュ」が必要です。電源が途絶えると電荷がなくなり、記憶内容も消えます。
受験者DRAMはPCのどこで使われているのですか。
講師PCの主記憶、いわゆるメインメモリです。代表的な揮発性メモリとして覚えておきましょう。
受験者ROMは読出し専用のメモリですよね。読むだけなら、電源を切っても中身は残りそうです。
講師はい、ROMは不揮発性で、電源を切っても内容は消えません。そのため、PCの起動に必要なプログラムなどの保存に使われます。
受験者フラッシュメモリはUSBメモリに使われているものなので、抜いて持ち運んでもデータが残りますね。
講師そうです。フラッシュメモリは電気的に消去や書込みができる不揮発性メモリで、USBメモリのほか、SSDやメモリカードにも使われています。
受験者整理すると、DVD-RAM、ROM、フラッシュメモリは不揮発性で、電源を切ると消えるのはDRAMだけということですね。
講師よく整理できています。補足すると、SRAMもDRAMと同じく揮発性メモリで、キャッシュメモリに使われます。SRAMはリフレッシュが不要で、DRAMより高速です。名前の一部だけで判断せず、どんな仕組みで記録しているかに注目すると迷いにくくなります。
まとめ
電源を切ると記憶内容が消える性質を揮発性、電源を切っても残る性質を不揮発性といいます。DRAMはコンデンサの電荷で情報を保持する揮発性メモリで、定期的なリフレッシュが必要です。PCの主記憶に使われています。ROM、フラッシュメモリ、DVD-RAMはいずれも不揮発性です。DVD-RAMは名前にRAMと付きますが、光ディスクなので電源を切っても内容は残ります。
解答・解説
正解はイです
この問題のテーマ
記憶装置を「電源を切ると内容が消える(揮発性)」ものと「電源を切っても内容が残る(不揮発性)」ものに分けられるかを問う問題です。
解き方の考え方
まず、問題文の「電力供給を断つと記憶内容が失われる」が揮発性を指していることを押さえます。次に、4つの選択肢をそれぞれ揮発性か不揮発性かに分けていきます。光ディスク、読出し専用のメモリ、USBメモリなどに使われるメモリは、どれも電源を切っても内容が残ります。残るのは主記憶に使われるDRAMで、これが揮発性です。
選択肢ごとの解説
- ×ア DVD-RAMアのDVD-RAMは、レーザーを使って読み書きする、書換え可能な光ディスクです。記録はディスクそのものに残るので、電源を切っても内容は失われません。
- ○イ DRAMイのDRAMは、コンデンサに電荷がたまっているかどうかで情報を保持します。電荷は時間とともに自然に減るため、定期的に書き直す「リフレッシュ」が必要です。電源が途絶えると電荷がなくなり、記憶内容も消えます。DRAMはPCの主記憶に使われる代表的な揮発性メモリです。
- ×ウ ROMウのROMは読出し専用の不揮発性メモリで、電源を切っても内容は消えません。そのため、PCの起動に必要なプログラムなどの保存に使われます。
- ×エ フラッシュメモリエのフラッシュメモリは、電気的に消去や書込みができる不揮発性メモリです。USBメモリ、SSD、メモリカードに使われており、電源を切ってもデータが残ります。
補足
名前に「RAM」と付いていても揮発性とは限らない点に注意してください。DVD-RAMは光ディスクなので不揮発性です。なお、SRAMもDRAMと同じく揮発性メモリで、キャッシュメモリに使われます。SRAMはリフレッシュが不要で、DRAMより高速です。
POINT
- 電源を切ると内容が消える性質を揮発性、電源を切っても内容が残る性質を不揮発性といいます。
- DRAMは揮発性メモリで、コンデンサの電荷で情報を保持するため、定期的なリフレッシュが必要です。
- DRAMはPCの主記憶(メインメモリ)に使われます。
- ROM、フラッシュメモリ、DVD-RAMなどの光ディスクは、いずれも不揮発性です。
