マナビング基本情報技術者

データベースの更新前後を記録するファイルとは

基本情報技術者試験 平成30年度春期 午前 問29 / データベース › トランザクション処理

過去問にチャレンジ

平成30年度春期 午前 問29

データベースの更新前や更新後の値を書き出して,データベースの更新記録として保存するファイルはどれか。

  1. ア

    ダンプファイル

  2. イ

    チェックポイントファイル

  3. ウ

    バックアップファイル

  4. エ

    ログファイル

会話形式の解説

講師講師
この問題では、ある時点のデータではなく、個々の更新の記録を求めている点に注目します。
受験者受験者
データを保存するファイルがいくつもあります。更新前と更新後の値が必要なのは、どの場面ですか。
講師講師
障害が起きたとき、更新を取り消したり再適用したりする場面です。そのために更新前後の値を記録するのがログファイルです。
受験者受験者
ダンプファイルもデータを出力するので、更新前の値が残りそうです。
講師講師
ダンプファイルが出力するのは、ある時点のデータ内容です。個々の更新について前後の値を記録するという条件には合いません。
受験者受験者
バックアップファイルはどうですか。データを戻すためなら、更新記録も入っているのでしょうか。
講師講師
バックアップファイルはデータの複製を保存します。復元のための複製と、更新の経過を記すファイルは区別します。
受験者受験者
チェックポイントファイルは、障害回復に関係するので迷います。
講師講師
チェックポイントは、障害回復をどこから始めるかを示します。更新ごとの前後の値を保存する役割ではありません。
受験者受験者
更新前後の値が問われたら、回復に関係するというだけで選ばず、更新の履歴を残すログファイルを選ぶのですね。
講師講師
そのとおりです。ログファイルはジャーナルファイルとも呼ばれます。

まとめ

データベースの更新前後の値を記録するのはログファイルです。その記録は、障害時の更新取消しや再適用に使えます。ダンプファイルはある時点のデータ内容を出力し、バックアップファイルはデータの複製を保存します。チェックポイントは障害回復の開始点に関わるものです。

解答・解説

正解はエです

この問題のテーマ

データベースの更新前後の値を保存するファイルを識別する問題です。

解き方の考え方

「ある時点のデータ」ではなく、「更新の記録」を求めている点に注目します。更新前後の値を記録し、障害時の更新取消しや再適用に使うものを選びます。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  ダンプファイル
    ダンプファイルは、ある時点のデータ内容を出力したものです。個々の更新について、変更前と変更後の値を記録するという条件には合いません。
  2. ×イ  チェックポイントファイル
    チェックポイントは、障害回復をどこから始めるかを示すものです。更新ごとの前後の値を保存する役割とは異なります。
  3. ×ウ  バックアップファイル
    バックアップファイルは、データの複製を保存します。データを復元するための複製と、更新の経過を記すファイルは区別します。
  4. ○エ  ログファイル
    ログファイルは、データベースの更新前後の値を記録します。その記録を障害時の更新取消しや再適用に使えるため、問題文に当てはまります。

補足

ログファイルは、ジャーナルファイルとも呼ばれます。

POINT

  • 更新前後の値を問われたら、更新の履歴を保存するファイルを探します。
  • ある時点のデータ内容と、個々の更新記録は別のものです。
  • チェックポイントは、障害回復の開始点に関わります。

※出典:平成30年度春期 基本情報技術者試験 午前 問29