マナビング基本情報技術者

同一LANの機器のMACアドレスはどう調べるか

基本情報技術者試験 平成30年度春期 午前 問33 / ネットワーク › ネットワーク管理

過去問にチャレンジ

平成30年度春期 午前 問33

LANに接続されているプリンターのMACアドレスを,同一LAN上のPCから調べるときに使用するコマンドはどれか。ここで,PCはこのプリンターを直前に使用しており,プリンターのIPアドレスは分かっているものとする。

  1. ア

    arp

  2. イ

    ipconfig

  3. ウ

    netstat

  4. エ

    ping

会話形式の解説

講師講師
注目するのは、プリンターのIPアドレスが分かっていて、PCが直前にそのプリンターを使ったという条件です。
受験者受験者
直前に使ったなら、PCにプリンターの情報が残っているということですか。
講師講師
はい。PCには通信で得たIPアドレスとMACアドレスの対応が記録されていると考えられます。今回は、その対応を表示したいのです。
受験者受験者
IPアドレスを手掛かりに、記録の中からプリンターを探すのですね。
講師講師
そのとおりです。arpコマンドで対応を表示し、プリンターのIPアドレスに対応するMACアドレスを確認します。
受験者受験者
ipconfigもネットワークの情報を表示しますが、これでは分からないのですか。
講師講師
ipconfigで調べるのはPC自身のネットワーク設定です。今回はプリンターのIPアドレスに対応するMACアドレスが必要なので、用途が違います。
受験者受験者
netstatなら、プリンターとの接続から分かりそうにも思えます。
講師講師
netstatはネットワークの接続状況を調べるコマンドです。求めているIPアドレスとMACアドレスの対応を表示するものとしては選びません。
受験者受験者
pingは通信できるかを確かめるものですね。MACアドレスを表示する目的とは違います。
講師講師
はい。同一LAN上の相手について、分かっているIPアドレスに対応するMACアドレスを調べるなら、記録された対応を表示するarpを選びます。

まとめ

同一LAN上で直前に使ったプリンターについては、PCにIPアドレスとMACアドレスの対応が記録されていると考えられます。arpコマンドでその対応を表示し、分かっているプリンターのIPアドレスからMACアドレスを確認します。ipconfigはPC自身の設定、netstatは接続状況、pingは疎通を調べる用途です。

解答・解説

正解はアです

この問題のテーマ

同一LAN上の機器について、分かっているIPアドレスからMACアドレスを調べる方法を問う問題です。

解き方の考え方

PCがプリンターを直前に使用したという条件に着目します。PCには通信で得たIPアドレスとMACアドレスの対応が記録されるため、その記録を表示できるコマンドを選びます。

選択肢ごとの解説

  1. ○ア  arp
    arpコマンドは、PCに記録されたIPアドレスとMACアドレスの対応を表示できます。表示された中から、分かっているプリンターのIPアドレスを探せば、そのMACアドレスを確認できます。
  2. ×イ  ipconfig
    ipconfigはPC自身のネットワーク設定を調べるコマンドです。求められているのはプリンターのIPアドレスに対応するMACアドレスなので、この用途には合いません。
  3. ×ウ  netstat
    netstatはネットワークの接続状況を調べるコマンドです。プリンターのIPアドレスとMACアドレスの対応を表示するコマンドとしては選びません。
  4. ×エ  ping
    pingはプリンターと通信できるかを確かめる用途のコマンドです。疎通の確認と、記録されたMACアドレスを表示することは別です。

POINT

  • 同一LAN上では、ARPによってIPアドレスに対応するMACアドレスを求めます。
  • 直前に通信した相手との対応は、PCに記録されていると考えられます。
  • コマンドは、疎通確認や接続状況の表示ではなく、何を表示したいかで選びます。

※出典:平成30年度春期 基本情報技術者試験 午前 問33