サブネットマスクからPCに使えないアドレスを見分ける
基本情報技術者試験 平成30年度春期 午前 問32 / ネットワーク › 通信プロトコル
過去問にチャレンジ
次のネットワークアドレスとサブネットマスクをもつネットワークがある。このネットワークをあるPCが利用する場合,そのPCに割り振ってはいけないIPアドレスはどれか。 ネットワークアドレス: 200.170.70.16 サブネットマスク : 255.255.255.240
- ア
200.170.70.17
- イ
200.170.70.20
- ウ
200.170.70.30
- エ
200.170.70.31
会話形式の解説
講師まず、サブネットマスクの末尾240から、PCに使えるアドレスの範囲を求めましょう。
受験者240という値から、どうやって範囲を出すのですか。
講師240は2進数で11110000です。0になっている末尾4ビットが、各PCなどに割り当てる番号を表すホスト部です。
受験者4ビットなら0から15までの値を取れますね。ネットワークアドレスの末尾16から数えるのですか。
講師はい。このネットワークに含まれるのは末尾16から31です。ただし、両端には別の役割があります。
受験者末尾16はホスト部がすべて0なので、ネットワーク自体を表すのですね。
講師そのとおりです。末尾17と20は両端の間にあるため、PCに割り当てられます。
受験者末尾30も31に近いですが、まだ割り当てられますか。
講師末尾30は割当可能な最後のアドレスです。末尾31はホスト部がすべて1で、一斉送信に使うブロードキャストアドレスなので、PCには割り当てられません。
受験者PCに使えるのは末尾17から30で、使えない候補は末尾31だと分かりました。
講師範囲を求めたら、ホスト部がすべて0の値と、すべて1の値を除いて判断します。
まとめ
サブネットマスクの末尾240は2進数で11110000となり、ホスト部は4ビットです。ネットワークアドレスの末尾16から数えると、このネットワークの範囲は末尾16から31です。末尾16はネットワークアドレス、末尾31はブロードキャストアドレスなので、PCに割り当てられるのは末尾17から30です。したがって、割り当ててはいけない選択肢は200.170.70.31です。
解答・解説
正解はエです
この問題のテーマ
サブネットマスクからアドレス範囲を求め、PCに割り当てられないアドレスを見分ける問題です。
解き方の考え方
マスクの末尾の240は2進数で11110000なので、末尾の4ビットがホスト部です。ホスト部が取り得る値は0~15で、ネットワークアドレスの末尾16から数えると、このネットワークは末尾16~31を含みます。ホスト部がすべて0の末尾16はネットワークアドレス、すべて1の末尾31はブロードキャストアドレスです。したがって、PCに割り当てられるのは末尾17~30です。
選択肢ごとの解説
- ×ア 200.170.70.17200.170.70.17の末尾17は、ネットワークアドレスの次の値です。ホスト部はすべて0ではないため、PCに割り当てられます。
- ×イ 200.170.70.20200.170.70.20の末尾20は、このネットワークの割当可能な範囲にあります。ネットワークアドレスでもブロードキャストアドレスでもありません。
- ×ウ 200.170.70.30200.170.70.30は、ブロードキャストアドレスの一つ手前です。割当可能な範囲の最後のアドレスなので、PCに使えます。
- ○エ 200.170.70.31200.170.70.31のホスト部は、4ビットとも1です。この値はネットワーク内への一斉送信に使うブロードキャストアドレスなので、PCには割り当てられません。
POINT
- サブネットマスクの0のビットが、ホスト部を示します。
- ホスト部がすべて0のアドレスは、ネットワーク自体を表します。
- ホスト部がすべて1のアドレスは、ブロードキャストアドレスです。
