DRAMの特徴を記憶方式から見分けるには
基本情報技術者試験 令和元年度秋期 午前 問20 / コンピュータ構成要素 › メモリ
過去問にチャレンジ
DRAMの特徴はどれか。
- ア
書込み及び消去を一括又はブロック単位で行う。
- イ
データを保持するためのリフレッシュ操作又はアクセス操作が不要である。
- ウ
電源が遮断された状態でも,記憶した情報を保持することができる。
- エ
メモリセル構造が単純なので高集積化することができ,ビット単価を安くできる。
会話形式の解説
講師何を使って情報を記憶するかを起点に、保持方法とセルの構造を考えましょう。
受験者DRAMはコンデンサの電荷で記憶するのでしたね。電荷が失われるなら、保持にも操作が要りそうです。
講師その通りです。データが消えないよう定期的にリフレッシュします。リフレッシュが不要という説明は当てはまりません。
受験者では、電源を切っても情報が残るという説明も違いますか。
講師はい。DRAMは揮発性のメモリで、電源が遮断されると情報を失います。
受験者一括やブロック単位の消去は、リフレッシュと似た操作に見えました。
講師一括やブロック単位の消去はフラッシュメモリの特徴です。DRAMのリフレッシュは、電荷が失われてデータが消えるのを防ぐ操作です。
受験者残るのは、セルの構造が単純で高集積化しやすいという説明ですね。
講師そうです。多くのビットをまとめて作れるので、ビット当たりの単価も下げられます。これがDRAMに合う特徴です。
受験者電荷で記憶することから、リフレッシュの要否と電源を切った後の保持を判断できるのですね。
講師はい。消去とリフレッシュを区別し、セル構造から集積度と単価までつなげて考えましょう。
まとめ
DRAMはコンデンサに蓄えた電荷で情報を記憶します。データの保持には定期的なリフレッシュが必要で、電源を切ると情報を失います。一括やブロック単位の消去はフラッシュメモリの特徴です。DRAMはセル構造が単純で高集積化しやすく、ビット当たりの単価を下げられます。
解答・解説
正解はエです
この問題のテーマ
DRAMの記憶方式と、そこから生じる特徴を問う問題です。
解き方の考え方
DRAMはコンデンサに蓄えた電荷で情報を記憶します。この仕組みから、データ保持にはリフレッシュが必要で、電源を切ると情報が失われると判断できます。各選択肢をこの性質と照らし合わせます。
選択肢ごとの解説
- ×ア 書込み及び消去を一括又はブロック単位で行う。一括又はブロック単位の消去は、フラッシュメモリの特徴です。DRAMの特徴ではありません。
- ×イ データを保持するためのリフレッシュ操作又はアクセス操作が不要である。リフレッシュが不要という説明はDRAMに当てはまりません。DRAMでは、電荷が失われてデータが消えるのを防ぐため、定期的にリフレッシュします。
- ×ウ 電源が遮断された状態でも,記憶した情報を保持することができる。電源を切っても情報を保持できるという説明は、DRAMの性質と逆です。DRAMは揮発性のメモリなので、電源が遮断されると記憶した情報を失います。
- ○エ メモリセル構造が単純なので高集積化することができ,ビット単価を安くできる。DRAMのメモリセルは構造が単純です。そのため高集積化しやすく、多くのビットをまとめて作ることでビット当たりの単価を下げられます。
POINT
- 記憶の仕組みから、保持に必要な操作を考えます。
- 電源を切った後も情報が残るかどうかは、メモリを区別する手掛かりです。
- セルの構造は、集積度やビット単価に関係します。
