マナビングITパスポート

ディープラーニングを支えるモデルの見分け方

ITパスポート試験 令和2年度10月 問19 / ビジネスインダストリ › ビジネスシステム

過去問にチャレンジ

令和2年度10月 問19

ディープラーニングを構成する技術の一つであり、人間の脳内にある神経回路を数学的なモデルで表現したものはどれか。

  1. ア

    コンテンツデリバリネットワーク

  2. イ

    ストレージエリアネットワーク

  3. ウ

    ニューラルネットワーク

  4. エ

    ユビキタスネットワーク

会話形式の解説

講師講師
この問題は、「ネットワーク」という共通の語よりも、何を表す技術かに注目します。
受験者受験者
どれもネットワークなので迷います。神経回路との関係から絞ればよいですか。
講師講師
はい。ニューラルネットワークは、神経回路を参考にした数学モデルです。これが正解です。
受験者受験者
ディープラーニングとは、どうつながるのですか。
講師講師
ニューラルネットワークは、計算要素と、それらの接続に付けられた重みを用いて情報を処理します。ディープラーニングでは、多層のニューラルネットワークを用います。
受験者受験者
コンテンツデリバリネットワークも情報を扱いますが、用途が違うのですね。
講師講師
そのとおりです。コンテンツデリバリネットワークは、Webコンテンツの配信に用いる仕組みです。神経回路のモデルではありません。
受験者受験者
ストレージエリアネットワークは、記憶装置に関係する名前でしょうか。
講師講師
はい。サーバと記憶装置を結ぶネットワークなので、これも神経回路のモデルとは異なります。
受験者受験者
ユビキタスネットワークは、場所を問わず使える環境を指すのでしたか。
講師講師
はい。場所を問わずネットワークを利用できる環境を指します。数学モデルの名前ではありません。
受験者受験者
「神経回路を数学的に表す」が決め手で、ニューラルネットワークを選ぶのですね。
講師講師
その理解でよいです。「ネットワーク」だけで選ばず、それぞれの用途を確かめましょう。

まとめ

神経回路を参考にした数学モデルは、ニューラルネットワークです。ディープラーニングには、多層のニューラルネットワークが用いられます。ほかの選択肢はWebコンテンツの配信、サーバと記憶装置の接続、場所を問わずネットワークを利用できる環境を指します。「ネットワーク」という共通の語ではなく、用途で見分けます。

解答・解説

正解はウです

この問題のテーマ

神経回路を参考にした数学モデルの名称と、ディープラーニングとの関係を問う問題です。

解き方の考え方

「脳内の神経回路を数学的なモデルで表現」という手掛かりから、ニューラルネットワークを選びます。ディープラーニングは、多層のニューラルネットワークを用いる技術です。ほかの選択肢は、ネットワークという語は共通していても、用途が異なります。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  コンテンツデリバリネットワーク
    コンテンツデリバリネットワークは、Webコンテンツの配信に用いる仕組みです。脳の神経回路を表す数学モデルではありません。
  2. ×イ  ストレージエリアネットワーク
    ストレージエリアネットワークは、サーバと記憶装置を結ぶネットワークです。ディープラーニングを構成する神経回路のモデルを指しません。
  3. ○ウ  ニューラルネットワーク
    ニューラルネットワークは、神経回路を参考にした数学モデルです。計算要素と、それらの接続に付けられた重みを用いて情報を処理します。多層にしたものがディープラーニングに用いられるため、これが正解です。
  4. ×エ  ユビキタスネットワーク
    ユビキタスネットワークは、場所を問わずネットワークを利用できる環境を指します。神経回路を数学的に表した技術の名称ではありません。

補足

「ネットワーク」は、機器同士を結ぶ仕組みだけを意味する語ではありません。この問題では「神経回路を数学的に表現した」という説明が決め手です。

POINT

  • 神経回路を参考にした数学モデルは、ニューラルネットワークです。
  • ディープラーニングは、多層のニューラルネットワークを用います。
  • 選択肢に共通する「ネットワーク」という語だけで判断せず、それぞれの用途を確かめます。

※出典:令和2年度10月 ITパスポート試験 問19