システム開発工程は利用方法の分析でどう見分ける?
ITパスポート試験 令和2年度10月 問44 / システム開発技術 › システム開発技術
過去問にチャレンジ
次の作業はシステム開発プロセスのどの段階で実施されるか。 実務に精通している利用者に参画してもらい,開発するシステムの具体的な利用方法について分析を行う。
- ア
システム要件定義
- イ
システム設計
- ウ
テスト
- エ
プログラミング
会話形式の解説
講師この問題は、何を明らかにするための作業かに注目します。利用者と一緒に分析しているのは、システムの使い方です。
受験者「具体的な利用方法」とあるので、システム設計を選びたくなりました。
講師「具体的」だけでは決められません。ここでは利用者の業務や使い方を調べ、システムに必要なことを明らかにしています。
受験者必要なことを明らかにするなら、システム要件定義ですか。
講師はい。システム要件定義は、必要な機能や性能を明らかにする段階です。実務に詳しい利用者の参加も、要求の把握に役立ちます。
受験者では、システム設計では何を具体化するのですか。
講師システム設計では、定義した要件をどう実現するかを具体化します。この問題は、その前の利用方法の分析です。
受験者テストとプログラミングも、利用方法を調べる作業とは違いますね。
講師そのとおりです。テストは作成したプログラムやシステムの動作確認、プログラミングは設計に基づくプログラムの作成です。
受験者利用方法から必要なことを明らかにするので、答えはシステム要件定義ですね。
講師はい。「具体的」という語に引っ張られず、利用方法の分析なのか、要件の実現方法の検討なのかを見分けましょう。
まとめ
実務に詳しい利用者とシステムの利用方法を分析する作業は、システム要件定義に当たります。この段階では、必要な機能や性能を明らかにします。システム設計は要件の実現方法を具体化する段階で、テストは動作確認、プログラミングはプログラムの作成です。「具体的」という語だけで判断せず、何を明らかにする作業かを確認します。
解答・解説
正解はアです
この問題のテーマ
利用者とシステムの使い方を分析する作業が、開発プロセスのどの段階に当たるかを問う問題です。
解き方の考え方
作業の目的に注目します。利用者の業務や使い方を調べ、システムに必要なことを明らかにする段階を選びます。
選択肢ごとの解説
- ○ア システム要件定義システム要件定義では、利用者の業務や具体的な使い方を分析し、必要な機能や性能を明らかにします。実務に詳しい利用者の参加も、要求を把握するために役立つので、設問の作業に当たります。
- ×イ システム設計システム設計は、定義した要件をどのように実現するか具体化する段階です。設問では実現方法を決める前に、利用方法を分析しています。
- ×ウ テストテストは、作成したプログラムやシステムの動作を確認する段階です。設問のように利用者の使い方を調べる作業には当たりません。
- ×エ プログラミングプログラミングは、設計に基づいてプログラムを作る段階です。設問では作成作業ではなく、必要なことを明らかにするための分析をしています。
補足
「具体的」という語だけでシステム設計を選ばないようにしましょう。何を具体化しているのかを読み、利用方法の分析か、要件の実現方法の検討かで判断します。
POINT
- 利用者の業務や使い方の分析は、システム要件定義で行います。
- システム要件定義では、必要な機能や性能を明らかにします。
- システム設計では、定義した要件の実現方法を具体化します。
- テストは動作確認、プログラミングはプログラムの作成です。
