マナビング基本情報技術者

インシデント対応体制の資料はどう見分ける?

基本情報技術者試験 平成30年度秋期 午前 問40 / セキュリティ › 情報セキュリティ管理

過去問にチャレンジ

平成30年度秋期 午前 問40

組織的なインシデント対応体制の構築や運用を支援する目的でJPCERT/CCが作成したものはどれか。

  1. ア

    CSIRTマテリアル

  2. イ

    ISMSユーザーズガイド

  3. ウ

    証拠保全ガイドライン

  4. エ

    組織における内部不正防止ガイドライン

会話形式の解説

講師講師
資料を見分けるときは、作成者と目的を一組で確かめます。この問題が求めている目的は何ですか。
受験者受験者
組織のインシデント対応体制を作り、運用するための支援です。証拠保全も関係しそうで迷います。
講師講師
では、組織内CSIRTの構想から構築、運用まで扱う資料はどれですか。
受験者受験者
CSIRTマテリアルです。JPCERT/CCが作成したので、作成者と目的の両方が合います。
講師講師
その通りです。迷った証拠保全ガイドラインは、何を扱う資料ですか。
受験者受験者
電磁的証拠の保全手続きです。組織内CSIRTの構築・運用とは対象が違います。
講師講師
作成者もデジタル・フォレンジック研究会です。ISMSユーザーズガイドはどうでしょうか。
受験者受験者
JIPDECが作成し、ISMSを扱います。作成者も対象も設問の条件に合いません。
講師講師
組織における内部不正防止ガイドラインも、同じ二つの条件で確かめましょう。
受験者受験者
作成者はIPAで、扱うのは内部不正への対策です。これも条件から外れます。
講師講師
四つを比べて、正解を決める根拠をまとめられますか。
受験者受験者
JPCERT/CCが作成し、組織内CSIRTの構想から運用まで扱うので、CSIRTマテリアルを選びます。
講師講師
関連する分野の資料でも、ISMS、証拠保全、内部不正対策では扱う対象が異なります。資料名だけで迷ったら、作成者と目的に戻って判断します。

まとめ

正解はCSIRTマテリアルです。JPCERT/CCが作成し、組織内CSIRTの構想から構築、運用までを扱います。ほかの資料は、作成者または扱う対象が設問の条件と異なります。資料を識別するときは、作成者と目的を一組で確認します。

解答・解説

正解はアです

この問題のテーマ

JPCERT/CCが作成した、組織的なインシデント対応体制の構築・運用を支援する資料を識別する問題です。

解き方の考え方

資料の名称だけで判断せず、作成者と扱う内容の両方を照合します。設問が求める「インシデント対応体制の構築・運用」に合う資料を選びます。

選択肢ごとの解説

  1. ○ア  CSIRTマテリアル
    CSIRTマテリアルは、JPCERT/CCが作成した資料です。組織内CSIRTの構想から構築、運用までを扱うため、設問の目的に合います。
  2. ×イ  ISMSユーザーズガイド
    ISMSユーザーズガイドはJIPDECが作成した資料です。扱う対象もISMSであり、設問で指定された作成者と目的に一致しません。
  3. ×ウ  証拠保全ガイドライン
    証拠保全ガイドラインは、デジタル・フォレンジック研究会が作成したものです。電磁的証拠の保全手続きを扱う資料なので、求められているCSIRTの構築・運用支援とは対象が異なります。
  4. ×エ  組織における内部不正防止ガイドライン
    組織における内部不正防止ガイドラインの作成者はIPAです。内部不正への対策を扱っており、設問で問われている資料には当たりません。

POINT

  • 資料を識別するときは、作成者と目的を一組で確認します。
  • インシデント対応体制を問う設問では、資料が組織内CSIRTのどの段階を扱うかに注目します。
  • 似た分野の資料でも、対象がISMS、証拠保全、内部不正対策のどれかで区別できます。

※出典:平成30年度秋期 基本情報技術者試験 午前 問40