マナビング基本情報技術者

システム再開方式は起動とデータ復旧をどう見分ける?

基本情報技術者試験 平成30年度秋期 午前 問56 / サービスマネジメント › サービスの運用

過去問にチャレンジ

平成30年度秋期 午前 問56

システム障害が発生したときにシステムを初期状態に戻して再開する方法であり,更新前コピー又は更新後コピーの前処理を伴わないシステム開始のことであって,初期プログラムロードとも呼ばれるものはどれか。

  1. ア

    ウォームスタート

  2. イ

    コールドスタート

  3. ウ

    ロ-ルバック

  4. エ

    ロールフォワード

会話形式の解説

講師講師
まず、問われているのはシステムの開始方法か、データの復旧処理かを確かめます。
受験者受験者
更新前コピーと更新後コピーが出てくるので、データを戻す処理を選びそうです。
講師講師
ここでは、その前処理を伴わないシステム開始を問うています。さらに、初期状態に戻すことと、初期プログラムロードという呼び名が手掛かりです。
受験者受験者
初期状態から起動する方法なら、コールドスタートですか。
講師講師
そのとおりです。コールドスタートは初期状態から起動する方法で、問題文の条件に合います。
受験者受験者
ウォームスタートも再開方法ですが、どこが違いますか。
講師講師
ウォームスタートはシステムの状態を一部残して再開します。初期状態に戻して始める方法ではありません。
受験者受験者
では、ロールバックは起動ではなく、更新前の情報を使う処理ですか。
講師講師
はい。ロールバックは更新前の情報を使い、データへの変更を取り消します。
受験者受験者
ロールフォワードは反対に、更新後の情報を使って変更を再適用する処理ですね。
講師講師
そうです。二つのロール処理はデータの変更を扱います。開始方法を問う場合は、初期状態から始めるのか、状態を一部残すのかで見分けます。

まとめ

この問題は、障害後のシステム開始方法を問うています。初期状態から起動し、初期プログラムロードとも呼ばれるのはコールドスタートです。ウォームスタートは状態を一部残して再開します。ロールバックとロールフォワードは、それぞれデータの変更を取り消す処理と再適用する処理です。

解答・解説

正解はイです

この問題のテーマ

障害後にシステムを起動する方法と、データの更新を取り消したり再適用したりする復旧処理の違いを問う問題です。

解き方の考え方

まず、問われているのがデータの復旧処理ではなく、システムの開始方法であることを確認します。次に「初期状態に戻す」「初期プログラムロード」という手掛かりを選択肢と照合します。この二つに当てはまるのはコールドスタートです。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  ウォームスタート
    ウォームスタートは、システムの状態を一部残して再開する方法です。問題文が求める、初期状態に戻してからの開始とは異なります。
  2. ○イ  コールドスタート
    コールドスタートは、システムを初期状態から起動する方法です。初期プログラムロードとも呼ばれるので、問題文の条件に一致します。
  3. ×ウ  ロ-ルバック
    ロールバックは、更新前の情報を使ってデータへの変更を取り消す処理です。システムを初期状態から開始する方法を指す語ではありません。
  4. ×エ  ロールフォワード
    ロールフォワードは、更新後の情報を使ってデータへの変更を再適用する処理です。問われている起動方法には当たりません。

POINT

  • 設問がシステムの開始を問うのか、データの復旧を問うのかを先に見分けます。
  • 「初期状態から」と「状態を一部残して」の違いが、二つの開始方法を区別する手掛かりです。
  • 更新を取り消す処理と再適用する処理は、使う情報と処理の向きが異なります。

※出典:平成30年度秋期 基本情報技術者試験 午前 問56