マナビング基本情報技術者

IoTの構成要素は何を基準に判断するか

基本情報技術者試験 平成30年度秋期 午前 問71 / ビジネスインダストリ › 産業機器

過去問にチャレンジ

平成30年度秋期 午前 問71

IoTの構成要素に関する記述として,適切なものはどれか。

  1. ア

    アナログ式の機器を除く,ディジタル式の機器が対象となる。

  2. イ

    インターネット又は閉域網に接続できる全てのものが対象となる。

  3. ウ

    自律的にデータを収集してデータ分析を行う機器だけが対象となる。

  4. エ

    人や生物を除く,形のある全てのものが対象となる。

会話形式の解説

講師講師
この問題では、IoTの対象をどんな条件で判断するかがポイントです。まず、ネットワークへの接続に注目しましょう。
受験者受験者
私はディジタル式の機器だけが対象だと思いました。アナログ式の機器も含まれるのですか。
講師講師
はい。アナログ信号も変換装置を介してネットワークで扱えます。機器がアナログ式というだけで除外はできません。
受験者受験者
では、接続できるかどうかで考えるのですね。接続先はインターネットだけですか。
講師講師
いいえ。閉域網も含まれます。インターネットまたは閉域網に接続できるものを対象とする記述が適切です。
受験者受験者
データを集めた機器が、自分で分析まで行う必要はありますか。
講師講師
必要ありません。収集したデータの送信を担う機器も含まれます。分析まで行う機器だけに限定すると、対象を狭めすぎます。
受験者受験者
形のあるものなら、接続できなくても対象になるのでしょうか。また、人や生物は除外するのでしょうか。
講師講師
形があるだけでは足りず、ネットワークへの接続が必要です。一方、人や生物の状態も、装着したセンサなどを通じて扱えるため、一律には除外できません。
受験者受験者
つまり、機器の方式や分析機能、形だけで決めず、ネットワークへの接続を確かめるのですね。
講師講師
そのとおりです。接続先をインターネットだけに絞らないことも、この問題での大切な確認点です。

まとめ

正解はイです。IoTの対象には、インターネットだけでなく閉域網に接続できるものも含まれます。アナログ式の機器を一律に除外することや、機器自身によるデータ分析を必須とすることはできません。形があるだけでは対象にならず、人や生物の状態も装着したセンサなどを通じて扱えます。

解答・解説

正解はイです

この問題のテーマ

IoTの対象となるものと、機器自体に求められる機能を問う問題です。

解き方の考え方

各選択肢が、IoTの対象を狭めすぎたり広げすぎたりしていないかを確認します。接続先がインターネットに限られるか、機器自身による分析が必要かにも注目します。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  アナログ式の機器を除く,ディジタル式の機器が対象となる。
    アのディジタル式の機器に限るという説明は誤りです。アナログ信号も変換装置を介してネットワークで扱えるため、アナログ式の機器を一律に除外できません。
  2. ○イ  インターネット又は閉域網に接続できる全てのものが対象となる。
    イの接続先に着目した説明が適切です。IoTの対象はインターネットに接続できるものに限らず、閉域網に接続できるものも含みます。
  3. ×ウ  自律的にデータを収集してデータ分析を行う機器だけが対象となる。
    ウの機器自身がデータ分析まで行うという条件は厳しすぎます。収集したデータの送信を担う機器もIoTに含まれるため、分析機能を必須とはいえません。
  4. ×エ  人や生物を除く,形のある全てのものが対象となる。
    エの人や生物を除くという説明は誤りです。装着したセンサなどを通じて人や生物の状態もIoTで扱えるため、対象から一律に除外できません。

POINT

  • IoTの対象を考えるときは、ネットワークへの接続に着目します。
  • 接続先にはインターネットだけでなく閉域網も含まれます。
  • アナログ式かディジタル式かだけで対象を決められません。
  • 機器自身によるデータ分析は必須ではありません。

※出典:平成30年度秋期 基本情報技術者試験 午前 問71