マナビングITパスポート

IoTの仕組みは何が決め手?似た用語との違い

ITパスポート試験 令和元年度秋期 問13 / ビジネスインダストリ › IoTシステム・組込みシステム

過去問にチャレンジ

令和元年度秋期 問13

IoTに関する記述として,最も適切なものはどれか。

  1. ア

    人工知能における学習の仕組み

  2. イ

    センサーを搭載した機器や制御装置などが直接インターネットにつながり,それらがネットワークを通じて様々な情報をやり取りする仕組み

  3. ウ

    ソフトウェアの機能の一部を,ほかのプログラムで利用できるように公開する関数や手続の集まり

  4. エ

    ソフトウェアのロボットを利用して,定型的な仕事を効率化するツール

会話形式の解説

講師講師
この問題では、何が情報をやり取りする仕組みなのかに注目します。
受験者受験者
機器がインターネットにつながる説明がIoTだと思います。ただ、ほかの用語との違いが曖昧です。
講師講師
その捉え方で合っています。センサーを備えた機器や制御装置がネットワークを通じて情報をやり取りする説明が正解です。
受験者受験者
取得した情報をやり取りするだけでなく、機器の制御にも使えるのですか。
講師講師
はい。取得した情報は、状況の把握や機器の制御に利用できます。
受験者受験者
人工知能の学習も情報を使いますが、そこが違うのですね。
講師講師
そうです。人工知能における学習の仕組みは機械学習を指します。IoTそのものの説明ではありません。
受験者受験者
ほかのプログラムに機能を公開する説明は、機器ではなくソフトウェアの機能が中心ですか。
講師講師
はい。それはAPIの説明です。また、ソフトウェアのロボットで定型業務を効率化するものはRPAで、業務の自動化が中心です。
受験者受験者
機器がネットワークで情報をやり取りするならIoT、学習なら機械学習、機能の提供ならAPI、定型業務の自動化ならRPAと整理できます。
講師講師
その整理でよいです。似た問題でも、何が情報をやり取りし、何に利用するのかを確かめると区別しやすくなります。

まとめ

IoTは、センサーを備えた機器や制御装置がネットワークを通じて情報をやり取りする仕組みです。取得した情報は状況の把握や機器の制御に利用できます。人工知能の学習は機械学習、ほかのプログラムへの機能の提供はAPI、ソフトウェアによる定型業務の自動化はRPAを指します。

解答・解説

正解はイです

この問題のテーマ

IoTの仕組みを理解し、機械学習、API、RPAと区別できるかを問う問題です。

解き方の考え方

まず、説明の中心にあるものを見ます。機器をネットワークにつないで情報をやり取りする仕組みがIoTです。学習、プログラムの機能の公開、定型業務の自動化は、それぞれ別の用語を指します。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  人工知能における学習の仕組み
    アの人工知能における学習の説明は、機械学習を指します。機器同士がネットワークを通じて情報をやり取りするIoTの説明ではありません。
  2. ○イ  センサーを搭載した機器や制御装置などが直接インターネットにつながり,それらがネットワークを通じて様々な情報をやり取りする仕組み
    イのセンサーを備えた機器や制御装置が情報をやり取りする説明が、IoTに当たります。取得した情報は、状況の把握だけでなく機器の制御にも利用できます。
  3. ×ウ  ソフトウェアの機能の一部を,ほかのプログラムで利用できるように公開する関数や手続の集まり
    ウのソフトウェアの機能をほかのプログラムから利用できるようにする説明は、APIを指します。機器をネットワークにつないで情報を交換する仕組みとは、説明の対象が異なります。
  4. ×エ  ソフトウェアのロボットを利用して,定型的な仕事を効率化するツール
    エのソフトウェアのロボットで定型的な仕事を効率化する説明は、RPAに当たります。業務の自動化について述べており、IoTの説明ではありません。

補足

似た問題では、何が情報をやり取りし、何に利用するのかを確かめると区別しやすくなります。センサーや制御装置を備えた機器が主役なら、IoTを考えます。

POINT

  • IoTは、機器をネットワークにつないで情報をやり取りする仕組みです。
  • IoTで取得した情報は、機器の制御にも利用できます。
  • 人工知能の学習の仕組みは機械学習です。
  • ほかのプログラムに機能を提供する仕組みはAPIです。
  • ソフトウェアで定型業務を自動化するものはRPAです。

※出典:令和元年度秋期 ITパスポート試験 問13