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内部統制のモニタリングは何を評価するのか

ITパスポート試験 令和元年度秋期 問37 / システム監査 › 内部統制

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令和元年度秋期 問37

内部統制におけるモニタリングの説明として,適切なものはどれか。

  1. ア

    内部統制が有効に働いていることを継続的に評価するプロセス

  2. イ

    内部統制に関わる法令その他の規範の遵守を促進するプロセス

  3. ウ

    内部統制の体制を構築するプロセス

  4. エ

    内部統制を阻害するリスクを分析するプロセス

会話形式の解説

講師講師
この問題では、内部統制に関わる活動のうち、モニタリングが何をするものかに注目します。
受験者受験者
法令を守ることも内部統制に関係しますが、それがモニタリングなのか迷います。
講師講師
法令その他の規範を守ることは、内部統制が目指す目的の一つです。モニタリングは、内部統制そのものが有効に働いているかを評価する活動です。
受験者受験者
守るべきことと、そのための内部統制が働いているかを確かめることは、着目する対象が違うのですね。
講師講師
そのとおりです。内部統制の有効性を継続的に評価する、という説明が正解です。
受験者受験者
体制を構築するという説明もあります。仕組みを整える段階は、モニタリングに含まれますか。
講師講師
体制の構築は、統制の仕組みを整える活動です。モニタリングは、整えた仕組みが有効に働いているかを継続的に評価します。
受験者受験者
リスクを分析するという説明はどうでしょうか。これも評価という言葉に近く感じます。
講師講師
リスクの分析は、リスクの評価と対応に関わる活動です。モニタリングで評価する対象は、内部統制の有効性です。
受験者受験者
何を評価するのかを見れば、リスクの分析と内部統制のモニタリングを区別できますね。
講師講師
はい。似た問題では動詞にも注目してください。「構築する」「リスクを分析する」と、「有効に働いているかを評価する」の違いが手掛かりになります。

まとめ

内部統制におけるモニタリングは、内部統制が有効に働いているかを継続的に評価する活動です。法令遵守は内部統制が目指す目的の一つであり、体制の構築は仕組みを整える活動です。リスクの分析はリスクの評価と対応に関わるため、何を評価する活動なのかに注目して区別します。

解答・解説

正解はアです

この問題のテーマ

内部統制におけるモニタリングの役割を、法令遵守や体制の構築、リスクの分析と区別できるかを問う問題です。

解き方の考え方

各選択肢が「内部統制の有効性を評価する活動」を説明しているかを確かめます。モニタリングの中心は、内部統制が有効に働いているかを継続的に評価することです。この点に合うアを選びます。

選択肢ごとの解説

  1. ○ア  内部統制が有効に働いていることを継続的に評価するプロセス
    内部統制が有効に働いているかを継続的に評価する活動が、モニタリングです。活動の目的が「有効性の評価」である点が決め手です。
  2. ×イ  内部統制に関わる法令その他の規範の遵守を促進するプロセス
    法令その他の規範の遵守は、内部統制が目指す目的の一つです。遵守を促すことと、内部統制そのものが有効かを評価することは、着目する対象が異なります。
  3. ×ウ  内部統制の体制を構築するプロセス
    内部統制の体制を構築することは、統制の仕組みを整える活動です。整えた仕組みが有効に働いているかを継続的に評価するモニタリングとは異なります。
  4. ×エ  内部統制を阻害するリスクを分析するプロセス
    内部統制を阻害するリスクの分析は、リスクの評価と対応に関わる活動です。モニタリングでは、内部統制が有効に働いているかを評価します。

補足

似た問題では、選択肢の動詞に注目すると整理しやすくなります。「構築する」「リスクを分析する」ではなく、「有効に働いているかを評価する」がモニタリングの手掛かりです。

POINT

  • モニタリングは、内部統制の有効性を継続的に評価する活動です。
  • 法令遵守は内部統制の目的の一つであり、モニタリングの説明ではありません。
  • 体制を構築する活動と、構築した統制の有効性を評価する活動を区別します。
  • リスクの分析はリスクの評価と対応に関わります。

※出典:令和元年度秋期 ITパスポート試験 問37