マナビング基本情報技術者

USB Type-Cのプラグ断面図を形の対称性で見分ける

基本情報技術者試験 平成29年度秋期 午前 問11 / コンピュータ構成要素 › 入出力デバイス

過去問にチャレンジ

平成29年度秋期 午前 問11

USB Type-Cのプラグ側コネクタの断面図はどれか。ここで,図の縮尺は同一ではない。

  1. ア
    平成29年度秋期 午前 問11の図(選択肢ア)
  2. イ
    平成29年度秋期 午前 問11の図(選択肢イ)
  3. ウ
    平成29年度秋期 午前 問11の図(選択肢ウ)
  4. エ
    平成29年度秋期 午前 問11の図(選択肢エ)

会話形式の解説

講師講師
今回は図を見てUSBコネクタの種類を当てる問題です。形を覚えていなくても、Type-Cがもつ使い方の特徴から形を推理できます。
受験者受験者
スマートフォンで使っているのでType-Cは身近なのですが、断面図になると形がはっきり思い出せません。
講師講師
では使い方から考えましょう。Type-Cのプラグは、挿すときに向きを気にする必要がありますか。
受験者受験者
いいえ、表でも裏でも挿せます。ということは、断面も上下をひっくり返して同じ形になっているはずですね。
講師講師
そのとおりです。上下・左右が対称であることが手がかりです。4つの図のうち、上下対称なものはどれでしょうか。
受験者受験者
角の丸い薄い長円形の図は、中にある絶縁体の上側と下側の両方に、小さな接点が同じように並んでいます。これだけが上下対称に見えます。
講師講師
はい、それがType-Cのプラグの断面です。接点は電気を通す端子、絶縁体は電気を通さない土台の部分のことです。念のため、残りの3つが上下対称でないことも確かめましょう。
受験者受験者
四角い外形の図は、下半分の絶縁体の上に接点が4つ一列に並んでいるだけなので、上下で形が違います。パソコンでよく見る形です。
講師講師
それはType-Aの断面です。片側に接点が4つ、外形は四角です。残りの2つはどうですか。
受験者受験者
接点が5つあって、下側の両端が内側へ絞られた形の図と、台形に近い薄い形の図ですね。どちらも接点が片側にしかないので、Type-Cではないと分かります。ただ、この2つの区別には自信がありません。
講師講師
下側の両端が絞られた形がMini-B、台形に近い薄い形がMicro-Bです。どちらも接点は片側に5つで、外形は上下非対称です。この問題では、Type-Cでないと判断できれば十分です。
受験者受験者
整理すると、Type-Cは表裏どちらでも挿せるので上下対称で、絶縁体の上下両面に接点がある。ほかの3つは接点が片側だけなので除外できる、ということですね。
講師講師
よくまとまっています。補足すると、コネクタの形だけでは通信速度や対応する機能は決まりません。Type-Cの形をしていても、どの規格や機能に対応しているかは機器やケーブルによって違うので、形と性能を結びつけて覚えないよう注意してください。

まとめ

USB Type-Cのプラグは表裏どちら向きでも挿せるため、断面が上下・左右対称になっています。断面図では角の丸い薄い長円形で、中央の絶縁体の上下両面に接点が並んでいます。Type-Aは四角い外形で接点が片側に4つ、Mini-BとMicro-Bは接点が片側に5つで外形が上下非対称です。形を丸暗記していなくても、上下対称かどうかに着目すれば答えを1つに絞れます。なお、コネクタの形だけでは通信速度や対応する機能は決まりません。

解答・解説

正解はイです

この問題のテーマ

USBコネクタの断面図の中から、Type-Cのプラグを形で見分ける問題です。

解き方の考え方

Type-Cの特徴は、上下・左右が対称で、表裏どちら向きでも挿せることです。そのため断面図も上下対称になっているはずです。4つの図のうち上下対称な形を探し、残りの3つは接点の位置や外形が上下で違うことを確かめると、答えが1つに決まります。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア
    四角い外形で、4つの接点が下半分の絶縁体の上に一列に並んでいるだけの図です。上と下で形が違うので、表裏を問わず挿せるType-Cの形にはなりません。これはPCなどでよく使われるType-Aの断面です。
  2. ○イ
    角の丸い薄い長円形の外形で、中央にある絶縁体の上下両面に接点が同じように並んでいます。上下を逆にしても同じ形なので、どちら向きでも挿せるというType-Cの特徴に合います。したがって、これがType-Cのプラグの断面です。
  3. ×ウ
    5つの接点が上側にだけあり、外形は下側の両端が内側へ絞られた形です。上下で形が違うので、Type-Cではありません。これはMini-Bの断面です。
  4. ×エ
    台形に近い薄い外形で、5つの接点が片側にだけあります。上下が非対称なのでType-Cには当たらず、これはMicro-Bの断面です。

補足

コネクタの形だけでは、通信速度や対応する機能は決まりません。Type-Cの形をしていても、どの規格や機能に対応しているかは機器やケーブルによって違います。

POINT

  • Type-Cは上下・左右が対称なので、表裏どちら向きでも挿せます。
  • Type-Cの断面は角の丸い薄い長円形で、絶縁体の上下両面に接点があります。
  • Type-Aは四角い外形で、接点は片側に4つです。
  • Mini-BとMicro-Bはどちらも接点が片側に5つで、外形は上下が非対称です。

※出典:平成29年度秋期 基本情報技術者試験 午前 問11(一部改変)