サブネットマスクでネットワークアドレスを求めるには
基本情報技術者試験 平成29年度秋期 午前 問35 / ネットワーク › 通信プロトコル
過去問にチャレンジ
次のIPアドレスとサブネットマスクをもつPCがある。このPCのネットワークアドレスとして,適切なものはどれか。 IPアドレス: 10.170.70.19 サブネットマスク:255.255.255.240
- ア
10.170.70.0
- イ
10.170.70.16
- ウ
10.170.70.31
- エ
10.170.70.255
会話形式の解説
講師この問題では、IPアドレスとサブネットマスクの各ビットの論理積を取ります。どの部分を計算する必要があるでしょうか。
受験者先頭の3組はマスクが255なので、そのまま残ります。末尾の19と240を計算すればよいですか。
講師はい。19は2進数で00010011、240は11110000です。論理積では、両方が1の位置だけを1にします。
受験者すると結果は00010000で、10進数では16ですね。
講師そのとおりです。先頭の3組と合わせた10.170.70.16が、このPCのネットワークアドレスです。
受験者10.170.70.0もネットワークアドレスのように見えます。なぜ違うのですか。
講師末尾の0にマスク240を適用しても0のままです。このPCの末尾19から得た16とは一致しません。
受験者10.170.70.31は、16と同じ範囲にあるので迷います。
講師31は、末尾16から始まるサブネットで下位4ビットをすべて1にした値です。ブロードキャストアドレスなので、ネットワークアドレスではありません。
受験者10.170.70.255も、計算結果の16と一致しないので違いますね。
講師はい。マスクを適用した結果と一致するのは10.170.70.16だけです。正解はイです。
受験者末尾19の下位4ビットを0にすれば、16になると確認できます。
講師そうです。255.255.255.240では末尾の上位4ビットがネットワーク部です。31のように下位4ビットがすべて1の値との違いも押さえておきましょう。
まとめ
ネットワークアドレスは、IPアドレスとサブネットマスクの論理積で求めます。末尾の19と240を2進数で計算すると16になり、このPCのネットワークアドレスは10.170.70.16です。10.170.70.31は同じサブネットのブロードキャストアドレスです。
解答・解説
正解はイです
この問題のテーマ
IPアドレスとサブネットマスクから、PCが属するネットワークのアドレスを求める問題です。
解き方の考え方
ネットワークアドレスは、IPアドレスとサブネットマスクの各ビットの論理積で求めます。先頭の3組はマスクがすべて255なので、そのまま10.170.70です。末尾は19が2進数で00010011、240が11110000です。論理積は00010000、すなわち16となるため、答えはイの10.170.70.16です。
選択肢ごとの解説
- ×ア 10.170.70.010.170.70.0を末尾のマスク240と照合すると、末尾の値は0のままです。PCの末尾19から得られる16とは一致しないため、このPCのネットワークアドレスではありません。
- ○イ 10.170.70.1610.170.70.16は、IPアドレス10.170.70.19に指定のマスクを適用して得られる値です。したがって、このPCのネットワークアドレスに当たります。
- ×ウ 10.170.70.3110.170.70.31は、末尾16から始まるサブネットで、ホスト部の4ビットをすべて1にした値です。このサブネットのブロードキャストアドレスに当たり、ネットワークアドレスではありません。
- ×エ 10.170.70.25510.170.70.255は、末尾19にマスク240を適用した結果の16と一致しません。したがって、指定されたPCのネットワークアドレスではありません。
POINT
- ネットワークアドレスは、IPアドレスとサブネットマスクの論理積です。
- 255.255.255.240では、末尾の8ビットのうち上位4ビットがネットワーク部です。
- 末尾19の下位4ビットを0にすると16になります。
