外部設計の承認対象は何を基準に見分けるか
基本情報技術者試験 平成29年度春期 午前 問46 / システム開発技術 › ソフトウェア要件定義
過去問にチャレンジ
システムの外部設計を完了させるとき,顧客から承認を受けるものはどれか。
- ア
画面レイアウト
- イ
システム開発計画
- ウ
物理データベース仕様
- エ
プログラムの流れ図
会話形式の解説
講師外部設計の完了時に承認を受けるものを選びます。まず、その成果物が利用者から見える仕様かを確かめましょう。
受験者顧客が使う部分なら、画面の配置が関係しそうです。
講師その通りです。画面レイアウトは、顧客が目にする画面の配置を示します。利用者から見える部分を決める外部設計の成果物なので、正解です。
受験者システム開発計画も、顧客に確認してもらいそうですが、どこが違いますか。
講師システム開発計画は、開発をどう進めるかを基本計画の段階で扱います。ここで問われている外部設計の完了時の承認対象には当たりません。
受験者では、物理データベース仕様は、顧客が見る画面ではなく、データの保持方法を決めるものですか。
講師はい。データを内部でどう保持するかに関わるため、内部設計で扱います。
受験者プログラムの流れ図も、利用者から見える仕様ではなさそうです。
講師その通りです。処理の流れを示すもので、プログラム設計で扱います。
受験者計画、内部のデータ保持、プログラムの処理ではなく、利用者が目にする画面の仕様を選ぶのですね。
講師はい。工程に迷ったら、その成果物が利用者向けの仕様か、内部の実現方法かを確かめてください。
まとめ
外部設計では、利用者から見える部分の仕様を決めます。画面レイアウトは顧客が目にする画面の配置を示すため、外部設計の完了時に承認を受ける成果物です。システム開発計画は基本計画、物理データベース仕様は内部設計、プログラムの流れ図はプログラム設計で扱います。
解答・解説
正解はアです
この問題のテーマ
外部設計を終える際、顧客の承認を受ける成果物を問う問題です。
解き方の考え方
顧客が利用する画面など、利用者から見える仕様を定めるのが外部設計です。各選択肢がどの工程で扱われるかを確かめ、外部設計の成果物を選びます。
選択肢ごとの解説
- ○ア 画面レイアウト画面レイアウトは、顧客が実際に目にする画面の配置を示します。利用者から見える部分を決める外部設計の成果物なので、完了時に顧客の確認と承認を受ける対象です。
- ×イ システム開発計画システム開発計画は、開発をどう進めるかを基本計画の段階で扱うものです。画面などの仕様を決める外部設計を完了させる際の承認対象には当たりません。
- ×ウ 物理データベース仕様物理データベース仕様は、データを内部でどう保持するかに関わります。内部設計で扱うため、外部設計の成果物として選ぶことはできません。
- ×エ プログラムの流れ図プログラムの流れ図は、プログラムの処理の流れを示します。プログラム設計で扱うものなので、外部設計の完了時に承認を受ける成果物ではありません。
POINT
- 工程を見分けるときは、成果物が利用者向けの仕様か、内部の実現方法かに着目します。
- 顧客の承認対象を問われたら、顧客が使う画面の仕様を手掛かりにします。
- 計画、内部設計、プログラム設計の成果物を、外部設計の成果物と混同しないようにします。
