CSMA/CD方式の送信前と衝突後の動作を確認
基本情報技術者試験 令和元年度秋期 午前 問31 / ネットワーク › データ通信と制御
過去問にチャレンジ
CSMA/CD方式のLANに接続されたノードの送信動作として,適切なものはどれか。
- ア
各ノードに論理的な順位付けを行い,送信権を順次受け渡し,これを受け取ったノードだけが送信を行う。
- イ
各ノードは伝送媒体が使用中かどうかを調べ,使用中でなければ送信を行う。衝突を検出したらランダムな時間の経過後に再度送信を行う。
- ウ
各ノードを環状に接続して,送信権を制御するための特殊なフレームを巡回させ,これを受け取ったノードだけが送信を行う。
- エ
タイムスロットを割り当てられたノードだけが送信を行う。
会話形式の解説
講師送信前に何を確認し、衝突した後にどう動くかを分けて考えましょう。
受験者送信前に伝送媒体が使われているかを調べるのでしょうか。
講師はい。伝送媒体が空いていれば送信します。ただし、空きを確認しても、複数のノードの送信が衝突する場合があります。
受験者では、衝突したときの動作も選択肢を見分ける条件になりますね。
講師そのとおりです。衝突を検出したら送信を中断し、ランダムな時間を待って再送します。この一連の動作を述べた選択肢が正解です。
受験者論理的な順番で送信権を受け渡す説明は、空きを調べて送る動作とは違うのですね。
講師はい。そこでは送信権を受け取ったノードだけが送るので、CSMA/CDには当てはまりません。
受験者環状の経路で特殊なフレームを回す説明も、送信権を受け取ってから送る方式ですか。
講師はい。送信できるかどうかを、そのフレームの受け渡しで決めています。
受験者割り当てられたタイムスロットで送る説明も、媒体の空きを確認して送るものではありませんね。
講師そのとおりです。それは送信時間を割り当てるTDMAの動作です。送信権や時間枠ではなく、媒体の空きと衝突後の再送に注目しましょう。
まとめ
CSMA/CDでは、送信前に伝送媒体の使用状況を調べ、空いていれば送信します。複数の送信が衝突した場合は送信を中断し、ランダムな時間を待って再送します。送信権の受け渡しや、割り当てられたタイムスロットによる送信とは区別します。
解答・解説
正解はイです
この問題のテーマ
CSMA/CD方式のLANで、ノードが送信を始める条件と、衝突を検出した後の動作を問う問題です。
解き方の考え方
送信権を受け取る方式や、決められた時間枠で送る方式と区別します。CSMA/CDでは、まず伝送媒体の使用状況を調べ、空いていれば送信します。送信が衝突した場合の動作まで合う選択肢を選びます。
選択肢ごとの解説
- ×ア 各ノードに論理的な順位付けを行い,送信権を順次受け渡し,これを受け取ったノードだけが送信を行う。アは、論理的な順番に従って送信権を受け渡す説明です。送信権を受け取ったノードだけが送るので、媒体が空いているかを調べて送信するCSMA/CDの動作とは異なります。
- ○イ 各ノードは伝送媒体が使用中かどうかを調べ,使用中でなければ送信を行う。衝突を検出したらランダムな時間の経過後に再度送信を行う。イは、伝送媒体が使用中かを調べ、空いていれば送信する動作を述べています。衝突を検出した後は送信を中断し、ランダムな時間を待って再送するため、CSMA/CDに当てはまります。
- ×ウ 各ノードを環状に接続して,送信権を制御するための特殊なフレームを巡回させ,これを受け取ったノードだけが送信を行う。ウは、環状の経路を巡る特殊なフレームを受け取ったノードだけが送信する説明です。送信できるかどうかをそのフレームの受け渡しで決めており、CSMA/CDの動作ではありません。
- ×エ タイムスロットを割り当てられたノードだけが送信を行う。エは、割り当てられたタイムスロットでノードが送信する説明です。送信する時間枠をあらかじめ割り当てるTDMAの動作であり、CSMA/CDには当てはまりません。
POINT
- CSMA/CDでは、送信前に伝送媒体の使用状況を確認します。
- 媒体が空いていても、複数のノードによる送信が衝突する場合があります。
- 衝突後は送信を中断し、ランダムな時間を待って再送します。
