マナビング基本情報技術者

OSI基本参照モデルで上位層の変換を見分ける

基本情報技術者試験 平成31年度春期 午前 問31 / ネットワーク › データ通信と制御

過去問にチャレンジ

平成31年度春期 午前 問31

OSI基本参照モデルのトランスポート層以上が異なるLANシステム相互間でプロトコル変換を行う機器はどれか。

  1. ア

    ゲートウェイ

  2. イ

    ブリッジ

  3. ウ

    リピータ

  4. エ

    ルータ

会話形式の解説

講師講師
まず「トランスポート層以上が異なる」という条件に注目します。必要なのは、どんな役割の機器でしょうか。
受験者受験者
LAN同士をつなぐのでルータかと思いましたが、プロトコルの変換までできるのでしょうか。
講師講師
ルータの役割はネットワーク層での経路選択です。今回求められている上位層のプロトコル変換とは違います。
受験者受験者
つなぐ機器というだけで選べませんね。上位層を変換する機器を探すのですね。
講師講師
はい。異なるシステム間で上位層のプロトコルを変換するゲートウェイが正解です。
受験者受験者
ブリッジもLANを中継しますが、扱う層が違いますか。
講師講師
ブリッジはデータリンク層でフレームを中継します。トランスポート層以上の変換は行いません。
受験者受験者
リピータは信号を扱う機器なので、さらに別の役割でしょうか。
講師講師
そのとおりです。リピータは物理層で信号を再生・増幅します。上位層のプロトコル変換には当たりません。
受験者受験者
信号ならリピータ、フレームならブリッジ、経路ならルータと役割を確かめると、今回はゲートウェイを選べます。
講師講師
機器名だけで迷ったら、問題が指定する層と役割を先に確認しましょう。今回は「トランスポート層以上のプロトコル変換」が決め手です。

まとめ

正解はゲートウェイです。異なるLANシステム間で、トランスポート層以上のプロトコルを変換します。ブリッジはデータリンク層でのフレーム中継、リピータは物理層での信号の再生・増幅、ルータはネットワーク層での経路選択を担います。設問で指定された層と役割を照らし合わせて選びます。

解答・解説

正解はアです

この問題のテーマ

OSI基本参照モデルのどの層で働く機器かを手掛かりに、LANシステム間のプロトコル変換を担う機器を選ぶ問題です。

解き方の考え方

設問の決め手は「トランスポート層以上が異なる」ことです。各機器が扱う層を比べ、上位層のプロトコルを変換できる機器を選びます。

選択肢ごとの解説

  1. ○ア  ゲートウェイ
    アのゲートウェイは、異なるシステムの間で上位層のプロトコルを変換します。設問が求めるトランスポート層以上の変換に当たるため、正解です。
  2. ×イ  ブリッジ
    イのブリッジは、データリンク層でフレームを中継します。扱う層が設問で指定された範囲と異なり、上位層のプロトコル変換を行う機器ではありません。
  3. ×ウ  リピータ
    ウのリピータは、物理層で信号を再生・増幅します。信号を中継する役割なので、トランスポート層以上のプロトコル変換には当たりません。
  4. ×エ  ルータ
    エのルータは、ネットワーク層で通信の経路を選びます。経路選択と、設問が求める上位層のプロトコル変換は役割が異なります。

POINT

  • 機器を選ぶときは、設問で指定された層を先に確認します。
  • 信号の中継、フレームの中継、経路選択、上位層の変換はそれぞれ異なる役割です。
  • 「トランスポート層以上のプロトコル変換」が、この問題の決め手です。

※出典:平成31年度春期 基本情報技術者試験 午前 問31