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フリップフロップ回路を使うメモリはどれか

基本情報技術者試験 平成31年度春期 午前 問21 / ハードウェア › ハードウェア

過去問にチャレンジ

平成31年度春期 午前 問21

メモリセルにフリップフロップ回路を利用したものはどれか。

  1. ア

    DRAM

  2. イ

    EEPROM

  3. ウ

    SDRAM

  4. エ

    SRAM

会話形式の解説

講師講師
この問題では、メモリセルが1ビットを何で保持するかに注目します。フリップフロップは、二つの安定した状態を使って情報を保持する回路です。
受験者受験者
メモリの名前から選ぶ前に、情報を保持する仕組みを確かめるのですね。
講師講師
はい。まずDRAMのセルは、何で情報を保持しますか。
受験者受験者
コンデンサに蓄えた電荷です。電荷を保つためにリフレッシュも必要なので、フリップフロップとは違います。
講師講師
そのとおりです。では、クロックに同期して動作するSDRAMなら、セルの仕組みも変わるでしょうか。
受験者受験者
「同期」は動作のタイミングの話ですね。SDRAMはDRAMなので、フリップフロップを使うという意味にはなりません。
講師講師
そうです。EEPROMについては、どの特徴が分かっていますか。
受験者受験者
電気的に書き換えられて、電源を切っても情報を保持できます。ただ、それはフリップフロップを使う根拠ではありません。
講師講師
はい。EEPROMも該当しません。残るSRAMのセルは、二つの安定状態をもつ回路でビットを保持します。これがフリップフロップを利用する方式です。
受験者受験者
正解はSRAMですね。動作のタイミングや電源を切った後の性質ではなく、セルの記憶方式で判断します。
講師講師
その見方が大切です。特にSDRAMの「同期」はセルの回路を示しません。DRAMのリフレッシュも、記憶方式を見分ける手掛かりになります。

まとめ

フリップフロップ回路をメモリセルに利用するのはSRAMです。DRAMはコンデンサの電荷で情報を保持し、SDRAMもクロックに同期して動作するDRAMです。EEPROMは電気的に書き換えられる不揮発性メモリですが、設問の回路をセルに用いるものではありません。メモリを判別するときは、セルが情報を保持する仕組みに注目します。

解答・解説

正解はエです

この問題のテーマ

メモリセルにフリップフロップ回路を用いるメモリを判別する問題です。

解き方の考え方

各メモリの名前や動作上の特徴だけでなく、セルが1ビットを何によって保持するかを確かめます。フリップフロップは二つの安定した状態を使って情報を保持する回路です。この方式に当てはまる選択肢を選びます。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  DRAM
    DRAMはセルのコンデンサに蓄えた電荷で情報を保持します。電荷を保つためにリフレッシュが必要であり、問われている回路を用いるものには当たりません。
  2. ×イ  EEPROM
    EEPROMは電気的に書き換えられる不揮発性メモリです。電源を切っても情報を保持できる種類のメモリであり、設問が求めるフリップフロップ回路をセルに用いるものではありません。
  3. ×ウ  SDRAM
    SDRAMはクロックに同期して動作するDRAMです。「同期」は動作のタイミングを表しており、セルがフリップフロップ回路で情報を保持するという意味ではありません。
  4. ○エ  SRAM
    SRAMのセルは、二つの安定状態をもつ回路でビットを保持します。これはフリップフロップ回路を利用する方式に当たるため、正解はエです。

POINT

  • メモリの判別では、動作の速さや名称よりも、セルの記憶方式に着目します。
  • 「クロックに同期する」という特徴だけでは、セルに使う回路は決まりません。
  • リフレッシュの要否も、記憶方式を見分ける手掛かりになります。

※出典:平成31年度春期 基本情報技術者試験 午前 問21