アローダイアグラムで全体の日数を決める経路は?
基本情報技術者試験 平成31年度春期 午前 問53 / プロジェクトマネジメント › プロジェクトの時間
過去問にチャレンジ
アローダイアグラムの日程計画をもつプロジェクトの,開始から終了までの最少所要日数は何日か。

- ア
9
- イ
10
- ウ
11
- エ
12
会話形式の解説
講師分岐した作業が合流する点に注目しましょう。そこから先の作業は、いつ始められますか。
受験者先に着いた経路だけでは進めず、合流する作業がすべて終わるまで待つ必要があります。
講師その通りです。矢印の数字は作業にかかる日数です。まず上を通る経路を足すとどうなりますか。
受験者AからB、E、H、Jへ進むと、2+2+2+2+4で12日です。
講師中央を通る経路は2+1+3+1+4で11日、下を通る経路は2+4+3で9日です。全体の日数はどれで決まりますか。
受験者9日で下の経路が終わっても、ほかの作業が残ります。10日でも上の経路は終わりません。
講師そうです。では、中央を通る経路の合計である11日を選べますか。
受験者中央は11日ですが、上の経路は12日かかります。11日では全体が終わりません。
講師正解です。最も長い上の経路が終わる12日が、プロジェクト全体の最少所要日数です。
受験者並行する経路のうち、最後に終わるものに合わせて考えるのですね。
講師はい。全体の終了時点を決める最長経路をクリティカルパスといいます。
まとめ
矢印の数字は各作業の所要日数を表します。合流点では先行する作業がすべて終わるのを待つため、全体の日数は最長経路で決まります。各経路は上が12日、中央が11日、下が9日です。したがって最少所要日数は12日で、正解はエです。
解答・解説
正解はエです
この問題のテーマ
アローダイアグラムから、プロジェクトの開始から終了までに必要な最少日数を求める問題です。
解き方の考え方
矢印に付いた数字は各作業の所要日数です。並行して進む経路があっても、合流点では先行する作業がすべて終わるのを待つため、全体の日数は最も長い経路で決まります。各経路を足すと、A→B→E→H→Jは2+2+2+2+4=12日、A→C→F→I→Jは2+1+3+1+4=11日、A→D→Gは2+4+3=9日です。したがって最少所要日数は12日で、正解はエです。
選択肢ごとの解説
- ×ア 99日はA→D→Gの経路が終わるまでの日数です。この経路が終わっても、ほかの作業が残っているため、プロジェクト全体は完了しません。
- ×イ 1010日では、最も時間のかかるA→B→E→H→Jの作業が終わりません。その経路の完了を待つ必要があるので、全体の所要日数にはできません。
- ×ウ 1111日はA→C→F→I→Jの経路の所要日数です。A→B→E→H→Jはそれより1日長いため、11日では終了できません。
- ○エ 1212日はA→B→E→H→Jの経路が完了するまでの日数です。ほかの経路はそれまでに終わるので、この経路が全体の終了時点を決めます。
POINT
- 矢印は作業を、矢印の数字はその作業の所要日数を表します。
- 合流点から先の作業は、そこに入る経路の作業がすべて終わってから始められます。
- 全体の終了時点を決める最長経路をクリティカルパスといいます。
