大量で多様なデータを見分ける三つの視点
ITパスポート試験 平成31年度春期 問28 / システム戦略 › システム活用促進・評価
過去問にチャレンジ
意思決定に役立つ知見を得ることなどが期待されており,大量かつ多種多様な形式でリアルタイム性を有する情報などの意味で用いられる言葉として,最も適切なものはどれか。
- ア
ビッグデータ
- イ
ダイバーシティ
- ウ
コアコンピタンス
- エ
クラウドファンディング
会話形式の解説
講師情報の量、形式、発生や収集の速さに注目して考えます。
受験者「多様」という言葉から、ダイバーシティを選びたくなりました。
講師ダイバーシティは人や価値観の多様性です。ここで多様なのは、データの形式です。
受験者データが大量というだけでなく、速さも判断材料になるのですか。
講師はい。ビッグデータは、量・種類・速度で特徴を整理できます。分析して意思決定に役立つ知見を得るという点も合います。
受験者コアコンピタンスは、意思決定に関係する企業の用語なのでしょうか。
講師コアコンピタンスは企業の競争力を支える能力です。大量のデータや収集の速さを表す用語ではありません。
受験者クラウドファンディングも、多数の人が関わるので「大量」に近く感じます。
講師それはインターネットを利用して多数の人から資金を集める仕組みです。データの量や形式を表していません。
受験者人の多様性、企業の能力、資金調達を除き、データの量・種類・速度がそろう用語を選ぶのですね。
講師そのとおりです。「多様」が何を指すかを確かめ、形式の違いと発生・収集の速さまで見ると判断しやすくなります。
まとめ
正解はビッグデータです。大量で形式が多様なデータを扱い、データが生じたり収集されたりする速さも特徴です。ダイバーシティは人や価値観の多様性、コアコンピタンスは企業の競争力を支える能力、クラウドファンディングは資金を集める仕組みを指します。「多様」の対象がデータか人かを見分けることがポイントです。
解答・解説
正解はアです
この問題のテーマ
大量で形式が多様な情報を、発生・収集の速さも含めて表す用語を問う問題です。
解き方の考え方
問題文の「大量」「多種多様な形式」「リアルタイム性」に注目します。これらはデータの量・種類・速度という特徴に対応します。意思決定に役立つ知見を得るために分析する対象として、ビッグデータを選びます。
選択肢ごとの解説
- ○ア ビッグデータビッグデータは、大量で形式もさまざまなデータを扱う概念です。データが生じたり収集されたりする速さも特徴であり、分析によって意思決定に役立つ知見を得られます。問題文の条件に合うため、正解です。
- ×イ ダイバーシティダイバーシティは、人や価値観の多様性を指します。「多様」という点だけで選ばず、問題文が多様な形式のデータについて述べていることを確認します。
- ×ウ コアコンピタンスコアコンピタンスは、企業の競争力を支える能力を指します。大量のデータや、その生成・収集の速さを表す言葉ではありません。
- ×エ クラウドファンディングクラウドファンディングは、インターネットを利用して多数の人から資金を集める仕組みです。多数の人が関わっていても、問題文が問うデータの特徴とは別です。
補足
「大量」だけでもビッグデータを連想できますが、形式の多様さや速さも合わせて確認すると判断しやすくなります。ほかの選択肢は、人の多様性、企業の能力、資金調達の仕組みをそれぞれ表します。
POINT
- ビッグデータの特徴は、データの量・種類・速度で整理できます。
- データの種類は、形式の違いに着目して考えます。
- データの速度は、生じたり収集されたりする速さに着目して考えます。
- 似た問題では、「多様」の対象がデータなのか人なのかを見分けます。
