DFDの矢印で記入と参照の流れを読み解く
ITパスポート試験 令和2年度10月 問11 / システム戦略 › 業務プロセス
過去問にチャレンジ
あるレストランでは,受付時に来店した客の名前を来店客リストに記入し,座席案内時に来店客リストと空席状況の両方を参照している。この一連の業務をDFDで表現したものとして,最も適切なものはどれか。
- ア

- イ

- ウ

- エ

会話形式の解説
講師DFDは、矢印でデータが流れる向きを表します。この問題では「記入」と「参照」を矢印に置き換えるのがポイントです。
受験者業務の順番だけを見て、受付から座席案内へつながる図を選びそうになりました。
講師まず、名前の記入は受付から来店客リストへ情報が渡る流れです。
受験者座席案内でリストを参照するときは、同じリストでも矢印の向きが変わるのですか。
講師はい。リストの参照は来店客リストから座席案内へ、空席の参照は空席状況から座席案内へ向かいます。
受験者受付からリストへ1本、二つの情報から座席案内へそれぞれ1本が必要ですね。
講師その3本がそろうのがエです。記入と二つの参照をすべて表しているので、正解です。
受験者アはリストから受付へ向いているので、記入とは逆ですね。
講師そのとおりです。アは座席案内から空席状況へも向いており、空席を参照する向きとも逆です。
受験者イはリストから座席案内へ向いていますが、受付からリストへの記入がありません。
講師はい。イの受付から空席状況への矢印も、求められる参照の向きではありません。
受験者ウには記入の矢印がありますが、座席案内が二つの情報を参照する形になっていませんね。
講師ウにはリストから座席案内への矢印がなく、空席状況へは受付から矢印が向いています。業務の順番だけで選ばず、情報がどこからどこへ流れるかを一つずつ確かめましょう。
まとめ
DFDの矢印は、データが流れる向きを示します。受付での記入は受付から来店客リストへ、座席案内での参照は来店客リストと空席状況のそれぞれから座席案内へ向かいます。この3本の矢印がそろうエが正解です。記入と参照では、同じリストを扱っていても矢印の向きが異なります。
解答・解説
正解はエです
この問題のテーマ
DFDの矢印を読み、来店客リストへの記入と、二つの情報の参照を正しく表した図を選ぶ問題です。
解き方の考え方
DFDの矢印は、データが流れる向きを示します。まず「記入」は受付から来店客リストへ向かう矢印、「参照」は来店客リストと空席状況から座席案内へ向かう矢印として読み替えます。この三つの向きがそろう図を探します。
選択肢ごとの解説
- ×ア来店客リストから受付へ矢印が向いており、名前をリストに記入する向きと逆です。また、座席案内から空席状況へ向かっています。空席状況を参照するなら、矢印は空席状況から座席案内へ向かいます。
- ×イ来店客リストから座席案内への矢印はあります。しかし、受付から来店客リストへの矢印がないため、受付で名前を記入する業務を表せていません。受付から空席状況へ向かう矢印も、設問で求められる参照の向きとは異なります。
- ×ウ受付から来店客リストへの矢印は、名前を記入する流れに合っています。一方、受付から空席状況へ矢印が向いており、座席案内が空席状況を参照する流れになっていません。来店客リストから座席案内への矢印もありません。
- ○エ受付から来店客リストへ矢印が向き、名前の記入を表しています。さらに、来店客リストと空席状況の両方から座席案内へ矢印が向いています。記入と二つの参照をすべて表しているので、正解です。
補足
「記入」と「参照」では、同じリストを扱っていても矢印の向きが変わります。業務の順番だけで図を選ばず、どの情報がどこからどこへ渡るかを一つずつ確認しましょう。
POINT
- DFDでは、矢印の向きがデータの流れる向きです。
- リストへの記入は、受付から来店客リストへの流れです。
- リストの参照は、来店客リストから座席案内への流れです。
- 空席の参照は、空席状況から座席案内への流れです。
