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共同出資で新会社を設立する事業形態の見分け方

ITパスポート試験 令和2年度10月 問17 / 経営戦略マネジメント › 経営戦略手法

過去問にチャレンジ

令和2年度10月 問17

複数の企業が,研究開発を共同で行って新しい事業を展開したいと思っている。共同出資によって,新しい会社を組織する形態として,適切なものはどれか。

  1. ア

    M&A

  2. イ

    クロスライセンス

  3. ウ

    ジョイントベンチャー

  4. エ

    スピンオフ

会話形式の解説

講師講師
この問題では、共同で研究開発をする目的に加えて、共同出資で新会社を設立する方法に注目します。
受験者受験者
企業同士が協力するので、クロスライセンスも当てはまりそうです。
講師講師
クロスライセンスは、知的財産の利用を互いに許諾する契約です。共同出資で会社を設立することは表しません。
受験者受験者
協力の内容が違うのですね。M&Aはどう区別しますか。
講師講師
M&Aは企業の合併や買収です。複数の企業が出資して新会社を設立する形態とは異なります。
受験者受験者
共同出資による新会社の設立なら、ジョイントベンチャーですか。
講師講師
はい。ジョイントベンチャーには、複数の企業が共同出資して新会社を設立し、共同事業を行う形態が含まれます。
受験者受験者
スピンオフも会社を独立させるので、新会社の設立と混同しそうです。
講師講師
スピンオフは、既存企業の事業などを分離して独立させる形態です。複数企業の共同出資を示す言葉ではありません。
受験者受験者
企業間の協力という点だけで選ばず、共同出資して新会社を設立するかで判断します。
講師講師
そのとおりです。複数企業が出資して設立する会社を合弁会社といいます。

まとめ

複数の企業が共同出資して新会社を設立する形態は、ジョイントベンチャーに含まれます。そのように設立された会社を合弁会社といいます。M&Aは合併・買収、クロスライセンスは知的財産の相互利用許諾、スピンオフは既存企業の事業などの分離・独立を指します。

解答・解説

正解はウです

この問題のテーマ

複数の企業が共同出資して新会社を設立する事業形態を問う問題です。

解き方の考え方

「複数企業による共同出資」と「新会社の設立」が判断の手掛かりです。この二つに当てはまる形態を選び、ほかの選択肢が表す行為と区別します。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  M&A
    M&Aは企業の合併や買収を指します。設問が求める、複数企業の共同出資によって新会社を設立する形態とは異なります。
  2. ×イ  クロスライセンス
    クロスライセンスは、知的財産の利用を互いに許諾する契約です。企業同士が協力する点は共通していても、共同出資による新会社の設立を表す言葉ではありません。
  3. ○ウ  ジョイントベンチャー
    ジョイントベンチャーには、複数の企業が共同出資して新会社を設立する形態が含まれます。設立した会社で共同事業を行うという設問の内容に合うため、これが正解です。
  4. ×エ  スピンオフ
    スピンオフは、既存企業の事業などを分離して独立させる形態です。設問のように複数企業が共同出資することを示す言葉ではありません。

補足

企業間の協力を表す言葉でも、何を共同で行うかによって意味が違います。この問題では、研究開発を共同で行う目的に加え、「共同出資で新会社を組織する」という方法に注目します。

POINT

  • 複数企業が出資して設立する会社を合弁会社といいます。
  • 共同出資による新会社の設立は、ジョイントベンチャーに含まれます。
  • M&Aは合併・買収、クロスライセンスは知的財産の相互利用許諾を指します。
  • スピンオフは既存企業の事業などを分離して独立させる形態です。

※出典:令和2年度10月 ITパスポート試験 問17