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市場成長率と相対マーケットシェアで何を見るか

ITパスポート試験 令和2年度10月 問21 / 経営戦略マネジメント › 経営戦略手法

過去問にチャレンジ

令和2年度10月 問21

横軸に相対マーケットシェア,縦軸に市場成長率を用いて自社の製品や事業の戦略的位置付けを分析する手法はどれか。

  1. ア

    ABC分析

  2. イ

    PPM分析

  3. ウ

    SWOT分析

  4. エ

    バリューチェーン分析

会話形式の解説

講師講師
この問題では、何を分析するかに加えて、どの二つの軸を使うかに注目します。
受験者受験者
事業の分析ならSWOT分析も思い浮かびます。軸で見分けられますか。
講師講師
はい。横軸が相対マーケットシェア、縦軸が市場成長率なら、PPM分析です。製品や事業を四つに区分します。
受験者受験者
四つに分けた結果は、何に使うのですか。
講師講師
事業間で経営資源をどう配分するかを考える際に使います。ここが正解の根拠です。
受験者受験者
ABC分析も対象を分けますが、分ける基準が違うのですね。
講師講師
そのとおりです。ABC分析は寄与度などに応じてA・B・Cに分け、重点的に管理する対象を選びます。
受験者受験者
では、SWOT分析は市場成長率やシェアではなく、何を整理しますか。
講師講師
強み・弱みという内部環境と、機会・脅威という外部環境を整理します。
受験者受験者
バリューチェーン分析は、企業の活動を見る手法でしょうか。
講師講師
はい。企業活動を主活動と支援活動に分け、活動が生む価値を調べます。市場成長率と相対マーケットシェアで事業を位置付ける手法ではありません。
受験者受験者
二つの軸で事業を位置付け、経営資源の配分を考えるのがPPM分析ですね。手法の名前だけでなく、何を使って何を判断するかで区別します。

まとめ

市場成長率と相対マーケットシェアを軸に製品や事業を位置付ける手法は、PPM分析です。事業を四つに区分し、経営資源の配分を考える際に使います。ABC分析は重点管理、SWOT分析は内部・外部環境の整理、バリューチェーン分析は企業活動が生む価値の分析に用います。

解答・解説

正解はイです

この問題のテーマ

市場成長率と相対マーケットシェアを使い、製品や事業の位置付けを分析する手法を問う問題です。

解き方の考え方

まず、設問に示された二つの軸に注目します。市場成長率と相対マーケットシェアを組み合わせるのはPPM分析なので、正解はイです。ほかの手法は何を整理・分析するものかで区別します。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  ABC分析
    ABC分析は、対象を寄与度などに応じてA・B・Cに分けます。重点的に管理する対象を選ぶ手法であり、設問の二つの軸で事業を位置付けるものではありません。
  2. ○イ  PPM分析
    PPM分析では、横軸に相対マーケットシェア、縦軸に市場成長率を用います。製品や事業を四つの区分に位置付け、事業間で経営資源をどう配分するかを考えるための手法です。
  3. ×ウ  SWOT分析
    SWOT分析は、強み・弱み・機会・脅威を整理する手法です。強みと弱みは内部環境、機会と脅威は外部環境を見るもので、設問の二つの軸は使いません。
  4. ×エ  バリューチェーン分析
    バリューチェーン分析は、企業活動が生む価値を調べる手法です。企業活動を主活動と支援活動に分けて捉えるため、市場成長率と相対マーケットシェアによる位置付けとは異なります。

補足

似た問題では、手法の名前だけでなく、何を軸にして何を判断するかを押さえると区別しやすくなります。

POINT

  • 市場成長率と相対マーケットシェアが出てきたら、PPM分析を考えます。
  • PPM分析は事業を四つに区分し、経営資源の配分を考える際に用います。
  • ABC分析は寄与度などによる重点管理、SWOT分析は内部・外部環境の整理に使います。
  • バリューチェーン分析は企業活動が生む価値に着目します。

※出典:令和2年度10月 ITパスポート試験 問21