ROEの略称は何を表す?収益性指標の読み解き方
ITパスポート試験 令和2年度10月 問30 / 企業活動 › 会計・財務
過去問にチャレンジ
企業の収益性を測る指標の一つであるROEの"E"が表すものはどれか。
- ア
Earnings(所得)
- イ
Employee(従業員)
- ウ
Enterprise(企業)
- エ
Equity(自己資本)
会話形式の解説
講師この問題は、収益性という印象から選ぶより、ROEの正式名称を思い出すと判断できます。
受験者収益性なら、利益を意味するEarningsが「E」だと思いました。
講師Earningsは利益や所得を意味します。ただ、ROEはReturn on Equityの略なので、ここでの「E」には当たりません。
受験者Equityは自己資本ですね。つまり、自己資本に対する利益を見る指標ですか。
講師はい。日本語では自己資本利益率といいます。当期純利益を自己資本で割る計算式も、Equityの意味を確かめる手掛かりです。
受験者Employeeも「E」で始まりますが、これは従業員なので違いますね。
講師そのとおりです。従業員を意味するEmployeeは、ROEの正式名称に含まれません。
受験者Enterpriseは企業という意味です。企業の収益性を測るので、少し迷います。
講師設問の文脈には合いそうですが、正式名称はReturn on Equityです。企業を意味するEnterpriseも、ここでの「E」ではありません。
受験者正解は自己資本を意味するEquityですね。略語を正式名称に戻せば区別できます。
講師はい。迷ったときは、Return on Equityという名称と、当期純利益を自己資本で割る計算式を結び付けて確認しましょう。
まとめ
ROEはReturn on Equityの略で、日本語では自己資本利益率といいます。「E」が表すのは自己資本を意味するEquityです。Earningsは利益や所得、Employeeは従業員、Enterpriseは企業を意味します。ROEを当期純利益÷自己資本で求めることも、略語を見分ける手掛かりになります。
解答・解説
正解はエです
この問題のテーマ
ROEという収益性指標の略称を理解し、「E」が表す語を答える問題です。
解き方の考え方
ROEをReturn on Equityと展開して考えます。末尾のEquityが自己資本を表すので、「E」に当たる選択肢を選びます。当期純利益を自己資本で割るという計算式も、語の意味を確かめる手掛かりになります。
選択肢ごとの解説
- ×ア Earnings(所得)アのEarningsは利益や所得を意味します。ROEはReturn on Equityの略なので、ここでの「E」はEarningsではありません。
- ×イ Employee(従業員)イのEmployeeは従業員を意味します。ROEの「E」が表すのは自己資本であり、従業員ではありません。
- ×ウ Enterprise(企業)ウのEnterpriseは企業を意味します。企業の収益性を測る指標であっても、ROEの「E」はEnterpriseではありません。
- ○エ Equity(自己資本)エのEquityは自己資本を意味します。ROEはReturn on Equityの略で、日本語では自己資本利益率といいます。したがって、正解はエです。
補足
Earningsも利益を表す語なので、収益性という設問の文脈から選びたくなるかもしれません。略語は印象で選ばず、英語の正式名称と計算式を結び付けて覚えると判断しやすくなります。
POINT
- ROEはReturn on Equityの略です。
- ROEの「E」はEquity、つまり自己資本を表します。
- ROEの日本語名は自己資本利益率です。
- ROEは当期純利益を自己資本で割って求めます。
