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営業利益の計算式はどの利益から考える?

ITパスポート試験 令和2年度10月 問34 / 企業活動 › 会計・財務

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令和2年度10月 問34

営業利益を求める計算式はどれか。

  1. ア

    (売上総利益)-(販売費及び一般管理費)

  2. イ

    (売上高)-(売上原価)

  3. ウ

    (経常利益)+(特別利益)-(特別損失)

  4. エ

    (税引前当期純利益)-(法人税,住民税及び事業税)

会話形式の解説

講師講師
損益計算書の利益は、何を差し引いた段階かで名前が変わります。計算の順序を追ってみましょう。
受験者受験者
売上高から売上原価を引く式が、営業利益を求める式でしょうか。
講師講師
その式で求められるのは売上総利益です。営業利益に進むには、さらに販売費及び一般管理費を引きます。
受験者受験者
では、売上総利益から販売費及び一般管理費を引く式が正解ですね。
講師講師
はい。そこで求められる営業利益は、主たる事業の利益を示します。
受験者受験者
経常利益に特別利益を加え、特別損失を引く式もあります。これは何を求めていますか。
講師講師
それは税引前当期純利益です。特別利益と特別損失を反映した式なので、営業利益とは区別します。
受験者受験者
税引前当期純利益から税額を引く式も、さらに別の利益になりますか。
講師講師
はい。その式で求められるのは当期純利益です。
受験者受験者
売上高から売上原価を引くと売上総利益、そこから販売費及び一般管理費を引くと営業利益ですね。
講師講師
そのとおりです。「利益」という言葉だけで選ばず、式が何を加減しているかを確かめましょう。

まとめ

売上高から売上原価を引くと、売上総利益になります。売上総利益から販売費及び一般管理費を引くと、主たる事業の利益を示す営業利益になります。経常利益に特別損益を反映する式は税引前当期純利益を、そこから示された税額を引く式は当期純利益を求めます。

解答・解説

正解はアです

この問題のテーマ

損益計算書に出てくる各利益の計算式を区別し、営業利益を求める式を選ぶ問題です。

解き方の考え方

まず、売上高から売上原価を引いて売上総利益を求めます。次に、売上総利益から販売費及び一般管理費を引くと営業利益になります。各選択肢が計算している利益の名前を、この順序に沿って確認します。

選択肢ごとの解説

  1. ○ア  (売上総利益)-(販売費及び一般管理費)
    売上総利益から販売費及び一般管理費を引く式です。主たる事業の利益を示す営業利益が求められるため、正解です。
  2. ×イ  (売上高)-(売上原価)
    売上高から売上原価を引くと、売上総利益になります。営業利益を求めるには、さらに販売費及び一般管理費を引く必要があります。
  3. ×ウ  (経常利益)+(特別利益)-(特別損失)
    経常利益に特別利益を加え、特別損失を引く式です。求められるのは税引前当期純利益であり、営業利益ではありません。
  4. ×エ  (税引前当期純利益)-(法人税,住民税及び事業税)
    税引前当期純利益から示された税額を引く式です。求められるのは当期純利益であり、営業利益ではありません。

補足

「利益」と付く項目でも、差し引く費用や加減する損益によって名前が変わります。式の左側を覚えるだけでなく、その式で何を求めているかを確かめましょう。

POINT

  • 売上高から売上原価を引くと、売上総利益になります。
  • 売上総利益から販売費及び一般管理費を引くと、営業利益になります。
  • 営業利益は、主たる事業の利益を示します。
  • 経常利益に特別損益を反映すると、税引前当期純利益になります。

※出典:令和2年度10月 ITパスポート試験 問34