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サブスクリプションの意味と紛らわしい用語の見分け方

ITパスポート試験 令和6年度 問21 / 法務 › 知的財産権

過去問にチャレンジ

令和6年度 問21

あるソフトウェアは,定額の料金や一定の期間での利用ができる形態で提供されている。この利用形態を表す用語として,適切なものはどれか。

  1. ア

    アクティベーション

  2. イ

    アドウェア

  3. ウ

    サブスクリプション

  4. エ

    ボリュームライセンス

会話形式の解説

講師講師
今回は、ソフトウェアの提供形態を表す用語の問題です。問題文の「定額の料金」と「一定の期間での利用」という二つの手掛かりに注目してください。
受験者受験者
カタカナ語ばかりで迷いました。ソフトウェアの契約に関係しそうなのはボリュームライセンスかサブスクリプションだと思うのですが、どちらか決めきれません。
講師講師
二つに絞れたのは良い読みです。まず各用語が「料金の払い方や利用期間」を表す言葉かどうかで見ていきましょう。ボリュームライセンスは、多数の利用許諾、つまりライセンスをまとめて契約・購入する形態です。企業や学校など、同じソフトウェアを多くの端末で使う組織向けです。
受験者受験者
なるほど、数量をまとめて契約するという話で、期間で払うという意味は含まれていないのですね。
講師講師
そのとおりです。個別に買うより割安になることが多いとされますが、あくまで数量に関する用語です。一方、サブスクリプションは、定期的に料金を払い、契約している期間中ソフトウェアやサービスを使う形態です。買い切りではなく、利用期間に対して料金を払います。
受験者受験者
それなら問題文の「定額」と「一定の期間」にそのまま当てはまります。アクティベーションも契約の話かと思ったのですが、違いますか。
講師講師
アクティベーションは、利用者が正規の利用者かどうかを確認し、ソフトウェアを使える状態にする認証の手続きです。製品番号とPC固有の情報を結び付けて、不正コピーや不正利用を防ぎます。料金や期間を表す用語ではありません。
受験者受験者
アドウェアは「アド」が広告なので、広告と関係がありそうです。
講師講師
その推測で合っています。アドウェアは広告を表示するソフトウェアで、無料や低価格で提供して広告収入で利益を得る目的で使われます。中には利用者の同意なく広告を出したり情報を集めたりする悪質なものもあります。定額で一定期間使う形態という意味はありません。
受験者受験者
整理すると、アクティベーションは認証の手続き、アドウェアは広告付きのソフト、ボリュームライセンスはまとめて契約する形態で、定額・期間利用に合うのはサブスクリプションだけということですね。
講師講師
よく整理できています。補足すると、サブスクリプションのもとの意味は「定期購読」で、支払い周期は月額や年額などサービスによって異なります。クラウド型のSaaSや動画・音楽の配信サービスで広く使われ、「サブスク」と略されることもあります。契約を終えると、原則としてそのソフトウェアやサービスは使えなくなります。
受験者受験者
ボリュームライセンスも割安になる点で料金の話に見えますが、数量の話か期間の話かで区別すればよいのですね。
講師講師
はい。ボリュームライセンスは数量や割引の考え方で、期間に対して払うサブスクリプションとは別物です。問題文のどの条件が問われているかを確かめれば、迷わずに選べます。

まとめ

定額料金や一定期間で利用できるソフトウェアの提供形態はサブスクリプションと呼ばれ、買い切りではなく利用期間に対して定期的に料金を払います。アクティベーションは正規の利用者であることを確認して不正利用を防ぐ認証手続き、アドウェアは広告収入を目的に広告を表示するソフトウェアです。ボリュームライセンスは組織が多数のライセンスをまとめて契約する形態で、数量に関する用語です。問題文の「定額」「期間」という条件に合う用語はどれかという視点で選択肢を比べると区別しやすくなります。

解答・解説

正解はウです

この問題のテーマ

定額料金を払い、決まった期間だけソフトウェアを使う提供形態を何と呼ぶかを問う問題です。ソフトウェアの利用・販売に関する用語の意味を区別できるかが試されています。

解き方の考え方

まず問題文の手掛かりである「定額の料金」と「一定の期間での利用」に注目します。次に、各選択肢の用語が「料金の払い方や利用期間」を表す言葉なのかどうかを確かめます。アクティベーションは認証の手続き、アドウェアは広告付きのソフト、ボリュームライセンスはまとめて契約するライセンスのことなので、どれも利用期間に応じて払う形態ではありません。条件に合うのはサブスクリプションだけです。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  アクティベーション
    アのアクティベーションは、利用者が正規の利用者かどうかを確認し、ソフトウェアを使える状態にする認証の手続きです。製品番号とPC固有の情報を結び付けることで、不正コピーや不正利用を防ぎます。料金の払い方や利用期間を表す用語ではありません。
  2. ×イ  アドウェア
    イのアドウェアは、広告を表示するソフトウェアのことです。無料や低価格で提供し、広告収入で利益を得る目的で使われます。中には利用者の同意なく広告を出したり情報を集めたりする悪質なものもあります。定額で一定期間使う形態という意味はありません。
  3. ○ウ  サブスクリプション
    ウのサブスクリプションは、定期的に料金を払い、契約している期間中ソフトウェアやサービスを使う形態です。買い切りではなく、利用期間に対して料金を払います。問題文の「定額の料金」「一定の期間での利用」という条件にそのまま当てはまるので、これが正解です。
  4. ×エ  ボリュームライセンス
    エのボリュームライセンスは、多数の利用許諾をまとめて契約・購入する形態です。企業や学校など、同じソフトウェアを多くの端末で使う組織向けで、個別に買うより割安になることが多いとされます。数量をまとめて契約することに関する用語で、定額・期間利用の形態を表すものではありません。

補足

サブスクリプションは、クラウド型のSaaSや動画・音楽の配信サービスで広く使われており、「サブスク」と略されることもあります。契約を終えると、原則としてそのソフトウェアやサービスは使えなくなります。ボリュームライセンスも「まとめて契約する」という点で料金の話に見えるため、問題文の「期間」という条件と照らし合わせて区別することが大切です。

POINT

  • サブスクリプションは、買い切りではなく利用期間に対して定期的に料金を払う提供形態です。
  • サブスクリプションの支払い周期は月額や年額などサービスによって異なり、もとの意味は「定期購読」です。
  • アクティベーションは、正規の利用者であることを確認して不正利用を防ぐための認証手続きです。
  • アドウェアは広告を表示するソフトウェアで、広告収入を得る目的で無料や低価格で提供されます。
  • ボリュームライセンスは、組織が多数のライセンスをまとめて契約する形態です。

※出典:令和6年度 ITパスポート試験 問21