マナビング基本情報技術者

アローダイアグラムの所要日数はどう求める?

基本情報技術者試験 平成30年度秋期 午前 問52 / プロジェクトマネジメント › プロジェクトの時間

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平成30年度秋期 午前 問52

図のプロジェクトの日程計画において,プロジェクトの所要日数は何日か。

平成30年度秋期 午前 問52の図
  1. ア

    40

  2. イ

    45

  3. ウ

    50

  4. エ

    55

会話形式の解説

講師講師
この図では、破線のダミー作業が示す前後関係に注目します。複数の矢印が集まる点では、すべての作業が終わるまで先へ進めません。
受験者受験者
下側のB、G、Hを足すと40日です。この経路だけで考えてよいのでしょうか。
講師講師
Gの手前にはAからのダミー作業も入っています。ダミー作業の日数はゼロですが、Aが終わる前にGへは進めません。したがって、40日は足りません。
受験者受験者
では、上側のA、C、E、Hを足した50日が最も長そうです。
講師講師
Eの手前にも、Dからのダミー作業が入っています。Cが終わっても、Dが終わるまではEを始められません。
受験者受験者
Aが10日、Dが15日なので、Eを始められるのは25日目からですね。
講師講師
そのとおりです。Eの20日を加えると45日目ですが、そこはまだ終了点ではありません。
受験者受験者
45日では、最後のHの10日を数えていませんでした。
講師講師
A、D、上側のダミー作業、E、Hと進むと、10+15+0+20+10=55日です。これが開始から終了までの最長経路なので、所要日数は55日です。
受験者受験者
矢印の日数を足すだけでなく、合流点に入る作業が全部終わる時点を確かめるのですね。
講師講師
はい。ダミー作業は日数を増やしませんが、次の作業を始める条件を示します。最長経路を探すときも、その条件を見落とさないようにします。

まとめ

プロジェクトの所要日数は、開始点から終了点までの最長経路で決まります。合流点から先へ進めるのは、そこに入る作業がすべて終わってからです。ダミー作業は0日ですが作業の前後関係を示し、この図の最長経路はA、D、上側のダミー作業、E、Hを通る55日です。

解答・解説

正解はエです

この問題のテーマ

アローダイイアグラムから、プロジェクト全体の所要日数を求める問題です。

解き方の考え方

矢印は作業、破線の矢印は所要日数が0日のダミー作業を表します。複数の矢印が集まる点では、すべての先行作業が終わるまで次へ進めません。開始から終了までの経路を比べ、最も時間がかかる経路で所要日数を決めます。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  40
    40日はBの5日、Gの25日、Hの10日を足した値です。しかし、Gの開始にはAからのダミー作業の完了も必要です。この値ではプロジェクト全体の所要日数を表せません。
  2. ×イ  45
    45日はEが終わるまでの日数です。そこから終了点に達するにはHの10日が必要なので、45日では足りません。
  3. ×ウ  50
    50日はA→C→E→Hをたどって足した値です。ただし、Eの開始にはDから上側のダミー作業が終わることも必要です。その条件を含めると、この経路の値だけでは所要日数を決められません。
  4. ○エ  55
    A→D→上側のダミー作業→E→Hは、10+15+0+20+10=55日です。これが開始から終了までで最も長い経路なので、プロジェクトの所要日数は55日です。

POINT

  • ダミー作業は日数を増やさず、作業の前後関係を示します。
  • 合流点から先へ進めるのは、そこに入る作業がすべて終わってからです。
  • 所要日数は、開始点から終了点までの最長経路で求めます。

※出典:平成30年度秋期 基本情報技術者試験 午前 問52(一部改変)