マナビング基本情報技術者

デュアルシステムの2系統はどう動くのか

基本情報技術者試験 平成31年度春期 午前 問13 / システム構成要素 › システムの構成

過去問にチャレンジ

平成31年度春期 午前 問13

冗長構成におけるデュアルシステムの説明として,適切なものはどれか。

  1. ア

    2系統のシステムで並列処理をすることによって性能を上げる方式である。

  2. イ

    2系統のシステムの負荷が均等になるように,処理を分散する方式である。

  3. ウ

    現用系と待機系の2系統のシステムで構成され,現用系に障害が生じたときに,待機系が処理を受け継ぐ方式である。

  4. エ

    一つの処理を2系統のシステムで独立に行い,結果を照合する方式である。

会話形式の解説

講師講師
2系統を使うという点だけでは区別できません。各系統が何を処理し、結果をどう扱うかに注目しましょう。
受験者受験者
並列に処理して性能を上げる説明も、2系統を使うので迷います。
講師講師
その説明には、同じ処理を両方で行って結果を照合するという条件がありません。
受験者受験者
負荷を均等にするために処理を分ける説明はどうですか。
講師講師
それは負荷分散です。各系統が振り分けられた処理を担うので、同じ処理の結果を照らし合わせる方式ではありません。
受験者受験者
現用系に障害が起きたとき、待機系へ切り替える説明もあります。
講師講師
それはデュプレックスシステムです。待機系への引継ぎが中心で、両系統の結果を照合する説明ではありません。
受験者受験者
では、同じ処理を2系統が独立に行うことが必要ですか。
講師講師
はい。さらに、それぞれの結果を照合します。この両方を示す説明が正解のエです。
受験者受験者
2系統という数だけでなく、処理の中身と結果の扱いで見分けるのですね。
講師講師
そのとおりです。特に、待機系への切替えと、2系統の結果の照合を混同しないようにしましょう。

まとめ

デュアルシステムでは、2系統が同じ処理を独立に行い、結果を照合します。正解はエです。性能向上のための並列処理や負荷分散には、この照合が示されていません。現用系から待機系へ切り替える構成はデュプレックスシステムです。

解答・解説

正解はエです

この問題のテーマ

冗長構成のうち、デュアルシステムがどのように処理するかを問う問題です。

解き方の考え方

2系統を使う目的と、各系統が担う処理に着目します。デュアルシステムは同じ処理をそれぞれで実行し、得られた結果を照合します。この条件に合う説明を選びます。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  2系統のシステムで並列処理をすることによって性能を上げる方式である。
    アは、処理を並列に進めて性能を上げる方式の説明です。2系統で同じ処理を行い、結果を照合するという条件が示されていません。
  2. ×イ  2系統のシステムの負荷が均等になるように,処理を分散する方式である。
    イは、負荷を均等にするために処理を振り分ける負荷分散方式の説明です。振り分けられた処理を各系統が担うため、同じ処理の結果を照合する方式には当たりません。
  3. ×ウ  現用系と待機系の2系統のシステムで構成され,現用系に障害が生じたときに,待機系が処理を受け継ぐ方式である。
    ウは、現用系に障害が起きたとき待機系が処理を引き継ぐデュプレックスシステムの説明です。待機系への切替えが中心であり、両系統の処理結果を照合する説明ではありません。
  4. ○エ  一つの処理を2系統のシステムで独立に行い,結果を照合する方式である。
    エでは、一つの処理を2系統が独立に実行します。その結果を互いに照らし合わせるので、デュアルシステムの説明に合います。

POINT

  • デュアルシステムでは、2系統が同じ処理を行います。
  • 両系統の結果を照合するかどうかが、選択肢を見分ける手掛かりです。
  • 現用系と待機系を切り替える構成は、デュプレックスシステムです。

※出典:平成31年度春期 基本情報技術者試験 午前 問13