RAIDのミラーリングをどう見分けるか
基本情報技術者試験 令和元年度秋期 午前 問15 / システム構成要素 › システムの構成
過去問にチャレンジ
RAIDの分類において,ミラーリングを用いることで信頼性を高め,障害発生時には冗長ディスクを用いてデータ復元を行う方式はどれか。
- ア
RAID1
- イ
RAID2
- ウ
RAID3
- エ
RAID4
会話形式の解説
講師この問題では、データをどのように冗長化するかが決め手です。「ミラーリング」は何を保存する方法でしょうか。
受験者同じデータを、別のディスクにも保存する方法ですか。
講師そのとおりです。一方が故障したとき、残ったディスクのデータを使える方式を探します。
受験者それなら、同じデータを別のディスクにも保存するRAID1が当てはまりますね。
講師はい。RAID1が正解です。では、RAID2は同じ仕組みでしょうか。
受験者RAID2はハミング符号による誤り訂正なので、複製を保存するミラーリングとは違います。
講師その理解でよいです。RAID3の専用ディスクに保存するパリティは、同じデータの複製でしょうか。
受験者パリティも冗長性のための情報ですが、複製と考えてよいか迷います。
講師いいえ。パリティは同じデータの複製ではありません。RAID3は専用ディスクのパリティを冗長性に利用するため、ミラーリングとは区別します。
受験者RAID4はデータをブロック単位で分散するので、同じデータを別のディスクに保存する方式ではありませんね。
講師はい。分散と複製を混同しないことが大切です。
受験者「ミラーリング」を見たら、同じ内容を別のディスクにも保存するかで判断します。
講師その判断で正解を選べます。誤り訂正符号やパリティによる冗長化は、ミラーリングと分けて覚えましょう。
まとめ
ミラーリングは、同じデータを別のディスクにも保存する方法です。RAID1では、一方が故障しても残ったディスクのデータを使って復元できるため、正解はアです。RAID2の誤り訂正符号、RAID3のパリティ、RAID4のブロック単位の分散は、問題文のミラーリングとは区別します。
解答・解説
正解はアです
この問題のテーマ
RAIDの方式を、データの冗長化方法から見分ける問題です。
解き方の考え方
「ミラーリング」に着目します。これは同じデータを別のディスクにも保存する方法です。障害時に残ったディスクのデータを使える方式を選びます。
選択肢ごとの解説
- ○ア RAID1RAID1はミラーリングを用い、同じデータを別のディスクにも保存します。一方が故障しても、残ったディスクのデータを使って復元できるため、問題文の方式に当たります。
- ×イ RAID2RAID2はハミング符号による誤り訂正を用いる方式です。問題文が示すミラーリングによる冗長化とは、仕組みが異なります。
- ×ウ RAID3RAID3は専用ディスクにパリティを保存します。その情報を冗長性に利用する方式であり、同じデータを別のディスクに保存するミラーリングには当たりません。
- ×エ RAID4RAID4はデータをブロック単位で分散する方式です。問題文にある、同じデータを別のディスクにも保存する方式とは一致しません。
POINT
- RAIDの方式は、データをどのように分散・冗長化するかで見分けます。
- 「ミラーリング」は、同じ内容の複製を保存することを意味します。
- 誤り訂正符号やパリティを使う方式は、複製を保存する方式と区別します。
