CGMに当たる情報発信はどう見分ける?
基本情報技術者試験 平成31年度春期 午前 問72 / ビジネスインダストリ › e-ビジネス
過去問にチャレンジ
CGM(Consumer Generated Media)の例はどれか。
- ア
企業が,経営状況や財務状況,業績動向に関する情報を,個人投資家向けに公開する自社のWebサイト
- イ
企業が,自社の商品の特徴や使用方法に関する情報を,一般消費者向けに発信する自社のWebサイト
- ウ
行政機関が,政策,行政サービスに関する情報を,一般市民向けに公開する自組織のWebサイト
- エ
個人が,自らが使用した商品などの評価に関する情報を,不特定多数に向けて発信するブログやSNSなどのWebサイト
会話形式の解説
講師CGMを見分けるには、Webサイトの形式より、誰が内容を作って発信しているかに注目します。
受験者個人投資家向けのサイトは、見る人が個人なのでCGMに入ると思いました。
講師そこで内容の作り手を確かめましょう。経営情報を公開しているのは企業自身です。閲覧者が個人でも、利用者が作成した内容ではありません。
受験者では、一般消費者向けの商品情報も、消費者向けというだけでは決められませんね。
講師そのとおりです。商品の特徴や使い方を作成して発信しているのは企業なので、CGMには当たりません。
受験者行政機関のサイトも、市民に広く公開されていますが、内容を作っているのは行政機関ですか。
講師はい。政策や行政サービスの情報は行政機関が自ら公開しています。公開先が広いことは、CGMかどうかの決め手になりません。
受験者商品を使った個人が評価を投稿する例なら、内容を作っているのは利用者自身です。
講師そのため、個人の評価を発信するブログやSNSが正解です。CGMは、利用者が作成した内容を基に成り立つ媒体です。
受験者発信先が投資家、消費者、市民の誰かを見るのではなく、内容の作り手が利用者かを確認すればよいですね。
講師はい。同じWebサイトでも、企業や行政機関が自ら作った情報と、利用者自身の投稿を区別して判断します。
まとめ
CGMは、利用者が作成した内容を基に成り立つ媒体です。企業の経営情報や商品情報、行政機関の公開情報は、それぞれの組織が作成しているため、この問題ではCGMに当たりません。商品を使った個人が評価を発信するブログやSNSが正解です。発信先やWebサイトの形式だけでなく、内容を作った主体を確かめます。
解答・解説
正解はエです
この問題のテーマ
CGMに当たる情報発信を、発信者と内容の作り手から見分ける問題です。
解き方の考え方
CGMは、利用者が作成した内容を基に成り立つ媒体です。情報の公開先や、Webサイトの形式だけで判断せず、誰が内容を作って発信しているかを各選択肢で確かめます。
選択肢ごとの解説
- ×ア 企業が,経営状況や財務状況,業績動向に関する情報を,個人投資家向けに公開する自社のWebサイト投資家向けの経営情報を公開しているのは企業自身です。閲覧する人が個人でも、ここで示されている内容は利用者が作成したものではないため、CGMの例には当たりません。
- ×イ 企業が,自社の商品の特徴や使用方法に関する情報を,一般消費者向けに発信する自社のWebサイト商品の特徴や使い方を発信しているのは、その商品を扱う企業です。一般消費者に向けたWebサイトであっても、企業が作成した商品情報という条件ではCGMに当たりません。
- ×ウ 行政機関が,政策,行政サービスに関する情報を,一般市民向けに公開する自組織のWebサイト政策や行政サービスについて、行政機関が自ら情報を公開しています。市民に広く公開されていても、利用者が作成した内容を基にする媒体の例ではありません。
- ○エ 個人が,自らが使用した商品などの評価に関する情報を,不特定多数に向けて発信するブログやSNSなどのWebサイト商品を使った個人が、自分の評価をブログやSNSで発信しています。利用者自身が内容を作成しているので、CGMの例に当たります。
POINT
- CGMを見分ける中心は、内容を作成した主体が利用者かどうかです。
- 個人の投稿を載せるブログやSNSは、CGMの例になります。
- 発信先が一般消費者や市民であることだけでは、CGMとは判断できません。
