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バランススコアカードの内部プロセスは何で測るか

基本情報技術者試験 令和元年度秋期 午前 問67 / 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価

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令和元年度秋期 午前 問67

バランススコアカードの内部ビジネスプロセスの視点における戦略目標と業績評価指標の例はどれか。

  1. ア

    持続的成長が目標であるので,受注残を指標とする。

  2. イ

    主要顧客との継続的な関係構築が目標であるので,クレーム件数を指標とする。

  3. ウ

    製品開発力の向上が目標であるので,製品開発領域の研修受講時間を指標とする。

  4. エ

    製品の製造の生産性向上が目標であるので,製造期間短縮日数を指標とする。

会話形式の解説

講師講師
内部ビジネスプロセスの視点では、社内の業務や生産工程の改善に注目します。目標だけでなく、指標が何を測るかも確かめましょう。
受験者受験者
持続的成長と受注残の組合せは、会社の業績に関係するので迷います。
講師講師
持続的成長は財務の視点の目標です。受注残も製造工程の効率や品質を直接測る指標ではありません。
受験者受験者
クレーム件数は業務の問題を示しそうですが、主要顧客との関係構築はどう考えますか。
講師講師
その組合せの目標は顧客との関係構築なので、顧客の視点です。内部の業務改善を目標にしているわけではありません。
受験者受験者
製品開発力の向上は社内の活動ですが、研修受講時間を指標にする場合はどうでしょうか。
講師講師
研修受講時間が測るのは、人材の学習に使った時間です。製品開発の工程が改善した結果ではなく、学習と成長の視点に当たります。
受験者受験者
では、製造の生産性向上と製造期間短縮日数は、どちらも生産工程に結び付きますね。
講師講師
はい。製造期間が何日短くなったかを測れば、生産工程の効率改善を確認できます。この組合せが内部ビジネスプロセスの視点です。
受験者受験者
目標が社内の活動に見えるだけでは足りず、指標が工程の改善を測っているかまで確認するのですね。
講師講師
その通りです。特に研修時間は、工程の成果ではなく学習への取組を測る点に注意してください。

まとめ

内部ビジネスプロセスの視点では、業務や生産工程の改善を目標とし、その改善を測る指標を組み合わせます。製造の生産性向上を目標に、製造期間短縮日数を指標とする組合せが該当します。持続的成長は財務、主要顧客との関係構築は顧客、研修受講時間は学習と成長の視点から見分けます。

解答・解説

正解はエです

この問題のテーマ

バランススコアカードの四つの視点のうち、目標と指標の組合せが内部ビジネスプロセスの視点に当たるかを問う問題です。

解き方の考え方

まず、目標が顧客との関係や人材育成ではなく、業務や生産工程の改善を扱っているかを見ます。次に、指標がその改善を測るものかを確かめます。製造の生産性向上と製造期間の短縮を組み合わせたエが該当します。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  持続的成長が目標であるので,受注残を指標とする。
    持続的成長という目標は財務の視点に属します。受注残も製造工程の効率や品質を直接測る指標ではないため、この組合せは内部ビジネスプロセスの例に当たりません。
  2. ×イ  主要顧客との継続的な関係構築が目標であるので,クレーム件数を指標とする。
    主要顧客との関係構築は顧客の視点の目標です。クレーム件数を指標にしていても、ここで目指しているのは顧客との関係であり、内部の業務改善を目標にした組合せではありません。
  3. ×ウ  製品開発力の向上が目標であるので,製品開発領域の研修受講時間を指標とする。
    製品開発力の向上という目標に対し、研修受講時間は人材の学習に使った時間を測っています。この指標は学習と成長の視点に属し、製品開発の工程が改善した結果を示すものではありません。
  4. ○エ  製品の製造の生産性向上が目標であるので,製造期間短縮日数を指標とする。
    製造の生産性向上は、社内の生産工程を改善する目標です。製造期間が何日短くなったかを測れば、その工程の効率改善を確認できるため、目標と指標が内部ビジネスプロセスの視点で対応します。

POINT

  • 内部ビジネスプロセスの視点では、業務や生産工程の改善に注目します。
  • 目標の名称だけでなく、指標が何を測っているかも確認します。
  • 研修に費やした時間は、工程の成果ではなく学習への取組を表します。

※出典:令和元年度秋期 基本情報技術者試験 午前 問67