フィンテックと自動化の違いはどこで見分ける?
ITパスポート試験 令和元年度秋期 問18 / ビジネスインダストリ › e-ビジネス
過去問にチャレンジ
銀行などの預金者の資産を,AIが自動的に運用するサービスを提供するなど,金融業においてIT技術を活用して,これまでにない革新的なサービスを開拓する取組を示す用語はどれか。
- ア
FA
- イ
FinTech
- ウ
OA
- エ
シェアリングエコノミー
会話形式の解説
講師この問題では、「金融業」と「ITを活用した新しいサービス」に注目します。
受験者AIが自動的に運用するので、自動化を表すFAやOAかと思いました。
講師「自動」だけでは決められません。FAは工場の生産活動、OAは事務作業の自動化を表します。
受験者何を自動化するかを見るのですね。今回は資産運用サービスなので、工場でも事務作業でもありません。
講師そのとおりです。金融分野でITを使い、新しいサービスを生み出す取組はFinTechです。AIによる資産運用サービスもその例です。
受験者シェアリングエコノミーも、サービスに関係する言葉なので迷います。
講師シェアリングエコノミーは、資産やサービスの共同利用に関する概念です。ここで問われている金融サービスの開拓とは異なります。
受験者金融分野でITを活用して新しいサービスを生み出す、という点からFinTechを選ぶのですね。
講師はい。自動化という言葉だけに引かれず、対象が工場、事務作業、金融サービスのどれかを確かめると区別できます。
まとめ
金融分野でITを活用し、新しいサービスを生み出す取組はFinTechです。AIによる資産運用サービスもその例に当たります。FAは工場、OAは事務作業の自動化を表し、シェアリングエコノミーは資産やサービスの共同利用に関する概念です。
解答・解説
正解はイです
この問題のテーマ
金融分野でITを活用し、新しいサービスを生み出す取組の名称を問う問題です。
解き方の考え方
まず、問題文の「金融業」と「IT技術を活用」に注目します。AIによる資産運用はその具体例なので、金融分野で新しいサービスを生み出す取組を表すFinTechを選びます。ほかの選択肢は、それぞれ何を対象とする用語かで見分けられます。
選択肢ごとの解説
- ×ア FAFAは工場の生産活動を自動化することです。対象は工場であり、金融サービスを開拓する取組を表す用語ではありません。
- ○イ FinTechFinTechは、金融分野でITを使い、新しいサービスを生み出す取組を指します。問題文にあるAIによる資産運用サービスも、その例に当たります。
- ×ウ OAOAは事務作業を機器で自動化することです。事務作業の自動化を表すため、金融分野の新しいサービスを指すFinTechとは異なります。
- ×エ シェアリングエコノミーシェアリングエコノミーは、資産やサービスを共同で利用することに関する概念です。問題文は共同利用ではなく、ITを活用した金融サービスの開拓を述べています。
補足
「自動的に運用する」という表現だけで、自動化を表すFAやOAを選ばないようにしましょう。何を自動化するか、どの分野のサービスかまで確認すると区別できます。
POINT
- 金融分野でITを活用した新しいサービスなら、FinTechを考えます。
- AIによる資産運用サービスはFinTechの例です。
- FAは工場、OAは事務作業の自動化を表します。
- シェアリングエコノミーは資産やサービスの共同利用に関する概念です。
