イノベーター理論の五つの層、2番目に早いのはどれか
ITパスポート試験 令和3年度 問8 / 経営戦略マネジメント › マーケティング
過去問にチャレンジ
画期的な製品やサービスが消費者に浸透するに当たり,イノベーションへの関心や活用の時期によって消費者をアーリーアダプター,アーリーマジョリティ,イノベーター,ラガード,レイトマジョリティの五つのグループに分類することができる。このうち,活用の時期が2番目に早いグループとして位置付けられ,イノベーションの価値を自ら評価し,残る大半の消費者に影響を与えるグループはどれか。
- ア
アーリーアダプター
- イ
アーリーマジョリティ
- ウ
イノベーター
- エ
ラガード
会話形式の解説
講師今回は、新しい製品やサービスを採用する時期によって消費者を五つに分ける考え方の問題です。イノベーター理論、またはイノベーション普及理論と呼ばれます。ポイントは「2番目に早い」という順番の条件です。
受験者五つの名前は聞いたことがあるのですが、順番があいまいです。「アーリー」が付く層が二つあって、どちらが早いのか迷ってしまいます。
講師まず早い順に並べてみましょう。イノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードの順です。問題文では順番がばらばらに書かれているので、自分で並べ直すのが第一歩です。
受験者そうすると、2番目はアーリーアダプターですね。でも、いちばん早く飛びつくイノベーターのほうが、ほかの人に影響を与えそうな気もします。
講師そこが引っかけになりやすいところです。イノベーターは五つの中で最も早く採用する層、つまり1番目なので、「2番目に早い」という条件に合いません。一方、アーリーアダプターは製品やサービスの価値を自分で判断し、後から採用する消費者にも影響を与えるとされています。順番と特徴の両方が問題文に当てはまるのは、アーリーアダプターです。
受験者アーリーマジョリティも「アーリー」なので早そうに見えますが、これは何番目ですか。
講師アーリーマジョリティは3番目です。マジョリティは「多数派」という意味で、アダプターの後に続く層だと考えると覚えやすいです。ですから「2番目に早い」には当たりません。
受験者ラガードは最後でしたよね。採用が最も遅い層なので、これも条件から外れると考えてよいですか。
講師その理解で合っています。ラガードは採用時期が最も遅いグループなので、2番目に早いという条件には合いません。
受験者整理すると、1番目がイノベーター、2番目がアーリーアダプター、3番目がアーリーマジョリティ、4番目がレイトマジョリティ、最後がラガードです。2番目のアーリーアダプターは、価値を自分で評価して後に続く人に影響を与える層、ということですね。
講師そのとおりです。「アーリー」が付く二つは混同しやすいので、「アダプターが2番目、マジョリティが3番目」と順番で区別しておくと迷いにくくなります。あわせて、最も早いのがイノベーター、最も遅いのがラガードという両端も押さえておきましょう。
まとめ
イノベーター理論(イノベーション普及理論)では、新しい製品やサービスを採用する時期によって、消費者を早い順にイノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードの五つに分けます。2番目に早いのはアーリーアダプターで、価値を自ら判断し、後に続く消費者の採用に影響を与える層とされます。イノベーターは1番目、アーリーマジョリティは3番目、ラガードは最も遅い層なので、いずれも「2番目に早い」という条件に合いません。「アーリー」が付く二つの層は、アダプターが2番目、マジョリティが3番目と順番で区別すると覚えやすくなります。
解答・解説
正解はアです
この問題のテーマ
新しい製品やサービスを採用する時期によって消費者を五つに分けたとき、各グループの順番と特徴を正しく理解しているかを問う問題です。
解き方の考え方
まず、五つのグループを採用の早い順に並べます。早い順は、イノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードです。問題が求めているのは「2番目に早い」グループなので、この並びの2番目にあたるアーリーアダプターが当てはまります。さらに、価値を自ら評価して後に続く消費者に影響を与えるという特徴も、アーリーアダプターの説明と合っています。
選択肢ごとの解説
- ○ア アーリーアダプターアのアーリーアダプターは、採用時期がイノベーターの次、つまり2番目に早いグループです。製品やサービスの価値を自分で判断し、後から採用する消費者にも影響を与えるとされています。問題文の条件にすべて当てはまるので、これが正解です。
- ×イ アーリーマジョリティイのアーリーマジョリティは、採用時期が3番目のグループです。そのため「2番目に早い」という条件に合いません。
- ×ウ イノベーターウのイノベーターは、五つのグループの中で最も早く採用するグループです。2番目ではなく1番目なので、条件に合いません。最も早い層と2番目の層を取り違えないよう注意が必要です。
- ×エ ラガードエのラガードは採用時期が最も遅く、「2番目に早い」という条件に合いません。
補足
「アーリー」という語は、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの両方に付いているので混同しやすいです。アダプターが2番目、マジョリティが3番目と、順番で区別して覚えておくと迷いにくくなります。この分類は、イノベーター理論やイノベーション普及理論と呼ばれる考え方に基づいています。
POINT
- 採用の早い順は、イノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードです。
- アーリーアダプターは2番目に早く採用するグループです。
- アーリーアダプターは製品やサービスの価値を自ら判断し、後に続く消費者の採用に影響を与えます。
- 最も早いのはイノベーター、最も遅いのはラガードです。
