OJTと職場外研修の違いはどこで見分ける?
基本情報技術者試験 平成29年度秋期 午前 問76 / 企業活動 › 経営・組織論
過去問にチャレンジ
OJTの特徴はどれか。
- ア
一般化された知識や技術に重点を置いた教育が受けられる。
- イ
上司や先輩が実務に密着して実践的に知識や技術を教育するので,必要な能力が習得できる。
- ウ
上司や先輩の資質によらず,一定水準の業務知識が身に付けられる。
- エ
職場から離れて教育に専念できる。
会話形式の解説
講師この問題は、学ぶ場所と実務との結び付きが手掛かりです。OJTはどんな場面で学ぶ方法でしょうか。
受験者仕事をしながら学ぶなら、上司や先輩が業務に沿って教える説明が合いそうです。
講師その通りです。OJTは職場の実務を通じて学ぶ方法です。その業務に必要な知識や技術を身に付ける説明が正解です。
受験者指導する人が違っても、同じ水準で学べるという説明も良さそうに見えました。
講師そこは注意点です。OJTの教育効果は、上司や先輩の指導力に左右されます。指導者に関係なく一定水準で学べるとはいえません。
受験者一般的な知識や技術を中心に学ぶ説明は、実務との結び付きが弱いということですか。
講師はい。担当する仕事に即して学ぶOJTより、職場を離れて学ぶOff-JTに近い説明です。
受験者では、職場を離れて教育に専念するという説明もOff-JTですね。
講師その通りです。OJTは職場の業務を行いながら学ぶので、その説明も当てはまりません。
受験者学ぶ場所と仕事とのつながりを見て、指導者の影響も確かめれば区別できます。
講師はい。特に「指導者によらず一定水準」という表現には注意して判断します。
まとめ
OJTは職場の実務を通じて、上司や先輩から業務に必要な知識や技術を学ぶ方法です。一般化された知識を中心に学ぶ説明や、職場を離れて教育に専念する説明は、Off-JTに近いものです。OJTの教育効果は指導者の力量に左右されるため、誰が教えても一定水準で学べるとはいえません。
解答・解説
正解はイです
この問題のテーマ
OJTの特徴を、職場を離れて学ぶOff-JTとの違いから問う問題です。
解き方の考え方
まず、教育を受ける場所と、実務との結び付きに注目します。OJTは職場の仕事を通じて上司や先輩から学ぶ方法なので、その特徴に合う選択肢を選びます。
選択肢ごとの解説
- ×ア 一般化された知識や技術に重点を置いた教育が受けられる。アの一般化された知識や技術を中心に学ぶ説明は、Off-JTに近いものです。OJTは担当する仕事に即して学ぶため、この説明は特徴を表していません。
- ○イ 上司や先輩が実務に密着して実践的に知識や技術を教育するので,必要な能力が習得できる。イの上司や先輩による実務に密着した指導は、OJTの進め方に合っています。仕事をしながら、その業務に必要な知識や技術を身に付けます。
- ×ウ 上司や先輩の資質によらず,一定水準の業務知識が身に付けられる。ウは指導する人の資質に関係なく一定水準を学べるとしています。しかし、OJTの教育効果は上司や先輩の指導力に左右されるため、そのようにはいえません。
- ×エ 職場から離れて教育に専念できる。エの職場から離れて教育に専念する方法は、Off-JTです。OJTでは職場の業務を行いながら学びます。
POINT
- OJTは職場の実務を通じて学ぶ教育方法です。
- OJTでは上司や先輩が指導します。
- OJTの教育効果は指導者の力量に左右されます。
- 職場を離れて行う教育はOff-JTです。
