マナビング基本情報技術者

企業の社会的責任では環境対策をどう見分ける?

基本情報技術者試験 平成31年度春期 午前 問75 / 企業活動 › 経営・組織論

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平成31年度春期 午前 問75

企業が社会的責任を果たすために実施すべき施策のうち,環境対策の観点から実施するものはどれか。

  1. ア

    株主に対し,企業の経営状況の透明化を図る。

  2. イ

    グリーン購入に向けて社内体制を整備する。

  3. ウ

    災害時における従業員のボランティア活動を支援する制度を構築する。

  4. エ

    社内に倫理ヘルプラインを設置する。

会話形式の解説

講師講師
社会的責任にはいくつかの観点があります。各施策が何に働きかけるかを確かめましょう。
受験者受験者
環境対策なら、環境負荷を減らす内容が書かれているかを見ればよいですか。
講師講師
はい。グリーン購入は、製品やサービスを調達する際に環境負荷を考えることです。そのための社内体制を整える施策が該当します。
受験者受験者
購入そのものではなく、購入を進める体制づくりでも環境対策なのですね。
講師講師
そうです。では、株主に経営状況を示す施策は何を対象にしていますか。
受験者受験者
情報開示です。透明化は大切ですが、この記述には環境負荷を減らす内容はありません。
講師講師
そのとおりです。災害時のボランティア活動を支える制度はどうでしょうか。
受験者受験者
社会貢献に関する施策です。災害という言葉だけで環境対策とは判断できません。
講師講師
はい。この選択肢にも環境負荷の低減は示されていません。倫理ヘルプラインはどう考えますか。
受験者受験者
企業倫理について相談や通報を受ける仕組みなので、倫理上の問題への対応です。
講師講師
正解はグリーン購入に向けた社内体制の整備です。施策の名前だけで決めず、書かれていない目的や効果を推測で補わないことが大切です。

まとめ

企業の社会的責任には、環境、情報開示、社会貢献、企業倫理などの観点があります。グリーン購入は調達時に環境負荷を考慮するため、それを進める社内体制の整備が環境対策に当たります。株主への経営状況の開示、災害時のボランティア支援、倫理ヘルプラインは、それぞれ別の観点の施策です。選択肢に書かれていない環境への効果を推測せず、施策が働きかける対象を確かめます。

解答・解説

正解はイです

この問題のテーマ

企業の社会的責任に関する施策のうち、環境対策に当たるものを見分ける問題です。

解き方の考え方

各施策が何を対象にしているかを確認します。環境対策を調達だけに限定せず、この問題では各選択肢に環境負荷の低減につながる内容が示されているかを比べます。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  株主に対し,企業の経営状況の透明化を図る。
    株主に経営状況を示すことは、情報開示に関する施策です。この記述には、環境負荷の低減に関する内容が示されていません。
  2. ○イ  グリーン購入に向けて社内体制を整備する。
    グリーン購入では、製品やサービスを調達する際に環境負荷を考慮します。それを進めるための社内体制を整えるので、環境対策に当たります。
  3. ×ウ  災害時における従業員のボランティア活動を支援する制度を構築する。
    災害時の従業員のボランティア活動を支える制度は、社会貢献に関する施策です。この選択肢には、環境負荷の低減に関する内容が示されていません。
  4. ×エ  社内に倫理ヘルプラインを設置する。
    倫理ヘルプラインは、企業倫理について相談や通報を受ける仕組みです。したがって、この記述が扱うのは倫理上の問題への対応です。

POINT

  • 企業の社会的責任には、環境、情報開示、社会貢献、企業倫理など複数の観点があります。
  • 施策の名称だけで決めず、その施策が何に働きかけるかを読み取ります。
  • 一つの選択肢に書かれていない目的や効果を、推測して補わないことが大切です。

※出典:平成31年度春期 基本情報技術者試験 午前 問75